「わかりやすさ」とは
ショスタコーヴィチ/交響曲第15番イ長調作品141@ベルナルド・ハイティンク/ロンドン・フィル(デッカ:444 430-2)
1978年の録音。
ということは,この録音はこの作品が初演されてから,わずか6年後の録音ということになるわけだ(初演は1972年1月)。初演から40年経過していない現代音楽で,これほど市民権を得ている交響曲もそうあるものではないな。
ただまあ,見かけのわかりやすさに比べて,仕掛けのわかりにくさは並大抵の代物ではないわけだが(^^;)。そのあたり,「わかりやすさ」とはなんぞや,ということを考えるための格好の事例になっていると思うよ,ショスタコーヴィチの音楽は。
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