カテゴリー「書籍・雑誌」の記事

2009/07/29

『コミュニケーションの数学的理論』復刊す

 なんと,ついにこの日が来ました.


■『通信の数学的理論(仮)』(最終得票数 106 票)
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68312359&tr=s

【著者】クロード・シャノン、ワレン・ウィーバー/植松友彦訳
【発行】筑摩書房
【定価】1,260円(税込み)
【発送時期】8月中旬

ついに復刊です.復刊に投票してくださった皆様に感謝申し上げます.ありがとうございました.

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2008/10/16

ねえねえ,いやはや,ちょっとこれ,やれどうしたものか.あーまったくもう

 たまには仕事の話.


2005年度 約24万円
2006年度 約31万円
2007年度 約35万円
2008年度 約50万円

これは,とある外国語雑誌の勤務先での購読料の推移(代理店経由).

 この雑誌は,もうひとつの雑誌とともに自然科学系の両巨頭とも言える雑誌であります.勤務先でも40年以上の長きに渡って購読を続けて来た雑誌でしたが,ここ数年,そのアコギな商売のやり口(無暗と増える派生誌,プリントよりオンラインが高額,派生誌をまとめ買いした顧客の優遇などなど)が水面下で取り沙汰されておりました.それがついに,単独でプリント版のみを購読すると50万円ですか.ちなみに,もうひとつの雑誌の購読料はプリント版のみでこちらの3分の1以下.昨今の円の独歩高を考えれば,これが当たり前ですよ.他の外国雑誌も,軒並み購読価格は据置きなのに,これだけが高騰を続けるというのは,さすがというか何というか.この雑誌の「大企業優遇,中小企業冷遇」な価格体系には,もうついていけませぬ.正直,外国雑誌は他を切り捨ててでも,これともうひとつの購読を維持しようと考えていた時期もありましたが,あまりの仕打ちに言葉もありませんわ.

 田舎のごく小規模大学図書館における事務長的立場にある者としては,これ以上費用対効果の見込めない雑誌を見栄で購読し続ける必要は無い,と判断しました.ぶっちゃけた話,50万はたいてこの雑誌の購読を維持するよりも,「日経エンタテインメント」の購読を維持したほうが学生が来ますからね.それが底辺校の現実.

 よって,今年度を以ってこの雑誌の購読を打ち切ることを,明日図書館長に進言し了解を得る予定ですので悪しからず.

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2008/06/17

年齢と感性

 ひょっとしなくても,ある種の本には「ある年齢までに読まなければダメ」「ある年齢時に読まなければダメ」なものがあるようだ.ある年齢までしか持ち得ない感性,ある年齢時にしか持ち得ない感性,そのようなものの持ち合わせがあって初めて,その内容と思想が理解,というよりは体得できる本というのがあるらしい.

 知人にそれを指摘されたのは,確か宮澤賢治の『銀河鉄道の夜』だったと思う.


「これは二十歳過ぎてから読んでもわからないよ」
すみません,大学4年になってから読んだので,さっぱり何が言いたかったのかわかりませんでした(>_<).『グスコーブドリの伝記』はまだわかりやすかったけど,幻想的な物語(「ファンタジー」って言うの?)は肌に合わないのかもしれない.宮澤賢治と並び称される新見南吉の民話調の作品の方が,25過ぎてから代表作を幾つか読んだにもかかわらず,僕にはなじみやすかったから.

 そんなこともあって,30代に入った頃から「文学」はほとんど読まなくなったんだろうと思う.実のところ,現存する「好きな作家」は辻井喬だ.流行りじゃないね(^^;).

 こんな「ワタシ語り」をしたくなったのは,もしも学生時代に『市民の図書館』を読んでいたら,自分が熱心な貸出至上主義者になったのかどうか,ちょっと考えてみたからで(^^;).僕は小・中・高と公共図書館と学校図書館のヘヴィユーザーだったところから図書館の隘路に迷い込んだ人間なので,学生時代も『市民の図書館』はおろか『中小都市における公共図書館の運営(中小レポート)』もまともに読んでない.学生時代でさえ,自分が図書館を運営する側に回るかも,という自覚が徹底的に欠けていたダメ学生(^^;).

 両方とも,腰をすえて読んだのは30代に入ってからで,そのとき『中小レポート』には,その溌剌とした精神に非常な感銘を受けたものの,『市民の図書館』はその官僚臭が鼻につく文体と,唯物史観に寄り添っているらしい単純な進歩主義(すべての図書館の頂点は公共図書館であり,公共図書館に収斂する)が,如何にも「時代」を感じたもの.その後,『図書館の発見』の初版と新版を読み比べて,明らかに新版が初版より劣化していることを当blogに書いてみたことがある

 恐らく,『市民の図書館』を今でも信奉している方々って,それを読むべき年齢時に『市民の図書館』と幸福な出会い方をし,その感激をそのまま今日まで大切に守り続けている人たちなんだろうなあ.これは皮肉じゃなくて,そのような信仰の書を読むべき時期にウォルター・リップマンの『世論』(岩波文庫)を読み耽って「ステレオタイプ」の勉強をしていた人間の,いささか複雑な感慨.恐らく,ストレートに信仰できる本など,もう読めないでしょう.

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2008/06/07

『公共図書館の論点整理』

 一度下がったテンションを戻すのに悪戦苦闘してますが(^^;).blogの記事について誰かに罵倒されたとかそういうのなら,まだ組み立て直しようもありますけど,何しろ今回は自分の生活のバックグラウンドがガタガタになってしまう目に遭ったので,とにかく条件が整わないことにはテンションの戻しようも無いという.まあ,ボチボチやっていきます.

 何はともあれ,まずは『公共図書館の論点整理』から.半月前に読み上げていたものですが,取り敢えず,自分がこれまで考えてきたことの方向性がそれほど間違っていなかったことを確認できただけでも,読んだ価値はあったというものです(^^;).特に,2,4,5の各章にはニンマリさせられました.他の章にもそれぞれ「なるほど」と.ホントに面白くて,2晩で読みきってしまいましたよ.

 必ずしも中立的な価値/視点に立った内容ではないので,恐らくこの本を読んでも,『市民の図書館』に拘泥し信仰しているひとびとには,何も響くところは無いでしょう.しかし,むしろこれから公共図書館について学ぶ人たち,また公共図書館について理解しようとしている人たちには,かの正典たる『市民の図書館』を相対化する視点が提供されていること自体が,大きな価値を持つことになるでしょうね.

 それから,何よりこの本を読むと「時間の節約」になります.文字通り「論点整理」がされていて,ここで取り上げられている主題について,この本が書かれた時点までに出た文献を,わざわざ自分で手間隙かけて探す時間を省くことが出来るでしょう.これはこの本を読むにあたっての,意外に大きな収穫だと思います.

 その他,一々細かい内容には言及しませんが,アダム・スミス言うところの「公平な観察者」(『道徳感情論』)たりえていないとしても,この本のような交通整理は折に触れて必要とされるところでしょうし,また行われるべきものです.何しろ,この業界において貸出至上主義/現場主義な方々は戦略と戦術を視点からして区別できないし,技術的な議論と政治的な議論も区別できないのが実情ですから.僕のような短気かつ短慮な人間がこんなことを言うと「お前が言うか」と笑われそうですが,公共図書館に関する「感情的な議論」はもうお腹一杯(^^;)です.

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2008/03/03

ある書店の閉店

 (注:3月4日一部改稿)

 3月中は充電するつもりでいた(^^;)のですが,さすがにこれは気になりまして.

asahi.com:全国初の公設書店「わかば」が閉店へ-マイタウン大分

 この書店は,出版文化産業振興財団(JPIC)による地域読書環境整備事業のトップを切って,1992年5月に旧・耶馬溪町の町立書店として開店したものです.当時,耶馬溪町には公共図書館も書店も無く,JPICのモデル事業の一環として公営書店が開設されました.JPIC自体,1991年3月に旧・通商産業省による生涯学習振興の動きを受けて出版業界が設立したばかりで,同じく1992年10月には岩手県三陸町でも町営書店「ブックワールド椿」の開店に関わり,書店経営のノウハウなどを提供したと伝えられています(参考:朝日新聞東京版夕刊1992年11月7日付「本の過疎に悩む町村 町営書店開設し対応も(スペクトル)」,「生涯学習政策における図書館関連事業--出版文化産業振興財団の事業をめぐって」三井幸子[「図書館学会年報」39巻3号,1993.9.]).

 開店当時,公共図書館業界関係者の中から,JPICとこの事業に対して猛烈なバッシングが沸き起こったことを記憶しています.「何故,公共図書館ではなく町営書店なのか」「書店は公共図書館の肩代わりにはならない」などと.それが影響したのかどうか,JPICは他に手がけている事業ほどはこの事業を熱心に進めることは無かったようです.当時の図書館業界によるバッシングの記録としては,「町村の図書館 1992年を振り返って」(「図書館雑誌」87巻2号,1993.2.)や「図書館問題研究会第40回全国大会基調報告(案)」(「みんなの図書館」194号,1993.7.)がありますので,お時間のある方はどうぞ(ちなみに前掲三井論文の注30に記載されている巻号データは誤りで,「1993.7」が正しい).面白いのは,朝日新聞1992年11月7日の記事で日本図書館協会の事務局長(当時)・栗原均氏が


「財政力の強弱より、行政としての考え方が問われているのではないか。文化行政のあり方としては図書館の設置が基礎的な条件。町村だけにそれを押し付けるのではなく、県や国の積極的な対応が必要だ
とコメントしていること(強調部分は引用者による).今更ながら,栗原氏のタヌキ振りには舌を巻くわ(^^;).

 あれから15年以上の歳月が過ぎ,何時の間にか耶馬溪町にも公共図書館が出来たようですが(「図書館雑誌」か『日本の図書館』を調べれば設置年がわかるのかな?),そのうち中津市・本耶馬溪町・三光村・山国村との平成の大合併で中津市に併合されたのちは,継子扱いをされたのか,朝日の記事に拠れば惨憺たる状態の中にその歴史を閉じることになったようです.ただ,よくわからないのは,中津市立耶馬溪図書館が図書館サイトの説明に拠れば「オープンして5年目の新しい建物なので、比較的所蔵資料が新しいことが自慢の図書館」とあることで,朝日の記事にある「開店後の数年間は、図書館にも本を納めるなどして」という記述と,いささか齟齬を来たしていることです.朝日の記事に出て来る「図書館」が耶馬溪町の図書館なのか,それとも隣りの本耶馬溪町の図書館(1983年開館)だったのか,大分に土地勘も情報源も無い当方には調べる術とて思いつきませんが.何故か中津市立図書館のサイトでは,耶馬溪図書館のみ略年表が付いていないし_| ̄|○.

 取り敢えず,今は1992年当時に旧・耶馬溪町とJPICを非難した方々の感想が知りたいと思うところです.

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2007/11/10

『枢密院議長の日記』

 久し振りに,読了本の感想など.

 『闘う皇族』(浅見雅男著/角川選書380/角川書店/2005年10月初版)でも重要な資料として取り上げられていた,司法官僚・宮内官僚として最後は枢密院議長まで務めた倉富勇三郎(1853-1948)が1919(大正8)年から1944(昭和19)年まで297冊にわたって書き継いだ「日記」(現在は国立国会図書館所蔵)を,佐野眞一が約7年かけて読み込んだ箇所(大正11年,12年とその他一部分)について,あれやこれやとツッコミを入れているのが本書である.

 7年かけても,その一部分しか読めなかった「倉富日記」の読みづらさを味わいたい方はこちらをどうぞ.この文字に,よく7年も付き合ったものだと,その労苦には心からの敬意を捧げる.倉富の親戚筋だった広津和郎や,みすず書房の小尾俊人も挫折したという曰くつきの難物を,限られた部分とは言え,ここまで面白い(!)読み物に仕立て上げることができただけでも,佐野眞一とその協力者たちの業績は偉とするに足りる.恐らく,今後も利用する研究者こそ存在すれども「倉富日記」の全文が解読・刊行されることはまずあるまいから,この本は末永く「倉富日記」の入門・解説書として第一に挙げられれることになるだろう.

 ただしこの本,『枢密院議長の日記』と題されているものの,実際に枢密院議長(1926-1934)を務めた頃の日記を扱った箇所は,それがロンドン軍縮条約(倉富には外交と軍事は不向きだったと思しい)を主に取り扱っていることもあっていささか精彩を欠く嫌いが無きにしも非ずで,むしろ皇族,華族連中の私的なスキャンダルを取り繕うことに懸命な宮内官僚としての倉富が描かれている第三章から第六章が無類に面白い.第一章で「宮中某重大事件」も扱っているけど,これは上記浅見著の方に一日の長があるようだ(だからなのか,第一章では浅見著と重複する事象が扱われているのに本章内に浅見の名前も書名も出て来ない[巻末の参考文献には挙げられているが]のが,倉富が主人公であるだけに何やら微笑ましい).





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2007/07/23

『関東大震災』『東京灰燼記』

 震災とその対応等について,現在手軽に入手可能と思われる,今更僕が解説をする必要もない書籍群です.もし未読の方がいらっしゃったら,ご一読をお薦めします.

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2007/06/19

わかる方だけわかれば

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 閉店1日前,午後6時45分ごろ.
 明日6月20日の午後8時で50余年の歴史に幕が下ろされます(sigh).僕自身,最近はほとんど利用していなかったので,慙愧に堪えません.これも地域格差の現れ,と言ったら小泉純一郎に笑われるでしょうか.

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2007/06/16

星新一:1001話をつくった人

 読み終わって,深いため息とともに涙が溢れるのを抑えることができなかった.綺麗事に終わらない,素晴らしい伝記作品である.

 僕自身,一時期星新一の本はよく読んでいる.ファンだったと言っていいと思う.と言っても,そもそもの出会いがショートショートではなく,中学生のとき親父がクリスマスに買って来た単行本『明治の人物誌』というのが,恐らくは他の愛読者と異なるんじゃないだろうか.そのためか,何より大好きだったのは『明治・父・アメリカ』.ボロボロになって綴じも壊れた文庫本『明治・父・アメリカ』も,何かの理由で染みを作ってしまった『明治の人物誌』も,いまだに手元にある.『明治・父・アメリカ』は余りに状態がひどいので買い換えようかと思い,確認してみたら品切れで愕然としたのは,1,2年前のこと.

 と言うわけで,星新一の生涯を運命付けたその父,星一についてはまんざら知らないわけでもなかったのだが,『星新一』を読んで,星一のあまりの破天荒さと,その背後にあったと思しき闇の深さに改めて仰天させられる.これは大変な父親を持つ羽目になった一家の栄光と悲惨をひとりで背負い込み,父親とは別の世界で一流になったものの,ついに父親の残した闇から自由になれなかった息子の生涯を追って不足の無い本であろう.とにかく,「驚きの連続」の見本のような本であった.

 ちと不満があるとすれば,星新一が『明治の人物誌』で「先生とつけなければ書き続けられない」とその恩義を明らかにしていた花井忠(弁護士で,『明治の人物誌』に登場する花井卓蔵の養嗣子)に関する記述があまり見られないことくらいであろうか.
 と言うのも,まさか根岸寛一(映画人.戦前は日活で活躍し,戦中は満映,戦後は東映の基礎を築いた)の名前が『星新一』に出て来るとは思わなかったという,こちらの勝手な入れ込みがあるものだから.しかも,星新一は健康が悪化して自由が丘に引き籠った根岸のところをたびたび訪れ,何かと相談相手になってもらっていたというのだから驚いた.それにしては,恩義を公言していた花井忠の影が薄いのが不思議である.

 それにしても,星一もまた満洲につながりのある人間だったとは知らなんだ.二反長半の『戦争と日本阿片史』という本(ほとんど絶筆だったらしい)のことも知らなかった.星一の海外での事業については,ノンフィクション作家の上野英信が『人民は弱し官吏は強し』の内容について星新一に詰問状を送ったけど返事が来なかった,という逸話を「未来」だったかどこかの新聞だったかで読んだ記憶はあるけど.この上野の件は『星新一』には出て来ない.上野が出した詰問状は本人の手元に届いたのか,届かなかったのか,届いても破棄されてしまったのか,いささか興味があるところなのだが.

 この書評,星一がらみのことばかり書いているな(^^;).もちろん,日本SF史を学びたいひとには必読の文献だけれども,星新一の晩年が功なり名遂げた人のそれとは,とても思えない精神状況だったことも包み隠さず書かれていることが,この本の価値を更に高めていると思われるのは,何とも言えない気持である.

星新一
星新一
posted with 簡単リンクくん at 2007. 6.16
最相 葉月著
新潮社 (2007.3)
通常24時間以内に発送します。

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2007/06/07

快食快眠快便

 『快食快眠快便』(諸岡存著,実業之日本社,1939.5月初版)という本を勤務先で借り出してみる.書物奉行さんのところや神保町のオタ さんのところで話題になっていた著者の本が,勤務先にあるとは珍しい(^^;).5月発行で,6月にはもう5版(5刷のことでしょう)とは,よく売れたのかこの本は? 本文はルビだらけなのに,肝心の著者名にはどこにもルビが無いのが残念.

 中身をちゃんと読んだわけではないのでナニですが,特に内容はトンデモでも無さそうです.序文で


「今や非常時である.ただ猿真似的に西洋文明にのみかぶれている時ではない.自から起って我国古来の文化を復興し,更に新東亜の建設に精進すべき秋である.」
と書いているのが,多少気にならないでもないですが,まあ昭和14年ですし,当時の実業之日本社ですから(^^;),この程度の神がかりは何処にでもあった話でしょうねえ.

 健康法として,茶の効能を説いているところ(411頁から)はやっぱりと言うべきなのか,それともさすがと言うべきでしょうか.この当時,既に「カテキン」がどうたらこうたら,などと書いてありますよ(^^;).その,茶の効能は「能率学の方面からも(中略)注目されるようになって,余の友人である能率研究所長上野君が」(p412)云々と記されている「上野君」が,書物奉行さんも触れている諸岡の後輩である上野陽一のことですね.

 せっかくなので,ご参考までに下に標題紙と奥付の写真を載せてみます.

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