2022年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

コメント・トラックバックの取り扱いについて

  • コメント・トラックバックをお寄せいただき,ありがとうございます.blog主が確認ののち,公開されますのでしばらくの間,お待ちいただくことがありますがご了承ください.当blogに無関係な内容のコメント・トラックバックはblog主の判断で削除されるものもあります.

「貸出至上主義者」度チェックβ版

ココログ


ほし2

« 2012年7月 | トップページ | 2013年1月 »

2012年11月の記事

2012/11/04

それは「温故知新」ではない

ある音楽評論家が書いていたことのパクリで,カール・ミュンヒンガーをネタに「デビュー当時は清新の気にあふれている,と評されていたものが50年以上経って,いまの評価はどうですか?」とやろうかと思ったのだけど,評価も何もミュンヒンガーはすでに忘れ去られている指揮者なのでありました・・・・・・。

ちなみに,こんな演奏をする指揮者でした。四角四面で融通の利かないテンポと表情,というところ。

ただ,僕もクラヲタなので気をつけなきゃいけないと思ってるけど,どうしたって「記録」を追いかけていると,好みが保守的,と言うか若い頃に聴いて圧倒的な印象を受けたものに引きずられてしまうのですね。僕の場合は,中学生の時に聴いたカラヤン/BPOのチャイコフスキー/「悲愴」(DG,1976年盤)がその典型(^^;)。誰の演奏を聴いても,「悲愴」を評価する時の物差しがカラヤンのこの演奏になってしまっているのですね。

自分で意識して常に新しい演奏家にアンテナを張り,新しい解釈に対して柔軟な耳を持ち続ける努力をしなければ,「過去の大家」の砦に自分が入ってしまっていることに気がつかなくなってしまうのですよね。それは「温故知新」というものとは,明らかに違うわけで。何かを計るための「物差し」が保守的になることは避けたいし,それは努力次第である程度までは避けられるのではないか,と思ってはいます。

では,翻って「図書館」はどうでしょうか? 何時まで経っても,「古い物差し」が跋扈し続けているのではないか,ということにどれだけ自覚的で,どれだけ危機感を感じているのでしょう。事ここまで来て,なぜ「新しい物差し」は新しいひとから生まれてこないのか,そのことに対する危機感がいささか足りないんじゃないかなあ。そんなことを,前述のミュンヒンガーだの,今日買ってきた「春の祭典」100年のアニヴァーサリーCDを眺めたりしながら考えてみたのです。ミュンヒンガーという指揮者も,1950年代にヴィヴァルディの「四季」やJ.S.バッハの録音で売り出したときは,それまでのロマン主義的なバロック演奏とは異なる,いわゆる新古典主義のすっきりした演奏であると評価され,エルネスト・アンセルメなどと並ぶDeccaのドル箱になっていたのが,2012年にはすっかり過去の人,知る人ぞ知る指揮者,となっているのですから。

図書館業界はこれまでの歩みを肯定/否定などというところで,あれこれ議論している場合じゃないと思う。いま,そこにあるものを否定したところで抹殺できるわけじゃない。自説にとって都合の悪いことを「なかったこと」にはできないのですよ。現にそこで働いているひとのことは置き去りにしますか? もし「それでもよし」とお考えなのであれば,考えなければいけないことの出発点が間違っているのではないでしょうか。おそらくは当事者に物申しても届かぬ言葉でしょうから,このあたりにしておきますが・・・・・・。

もっとも,ではワタクシは,どのような視点を「図書館」に提供できるのかな? それをどうしたら,どんな「言葉」に載せて,関係する方々に伝えることができるんだろう? 言葉を耕し,費やす時間が,まだあるんだろうか? 命脈が尽きた,とはさすがに思いたくないのですが・・・・・・( ´Д`)=3

2012/11/02

図書館総合展にて,みちのく図書館員連合がフォーラムを開催します

来る11月20日(火)から22日(木)までの3日間,パシフィコ横浜にて開催されます第14回図書館総合展において,東北地方からの参加として「みちのく図書館員連合(MULU)」がフォーラムを2件,開催します。


東北発「図書館とは何か」青柳文庫の検証から見えてくるもの
http://kokucheese.com/event/index/56304/


第14回図書館総合展フォーラム「東日本大震災:震災対応に関する疑問質問にMULUが全力でお答えします!」
http://kokucheese.com/event/index/56303/


・・・・・・実は集客に少々苦労しております。東北地方はもとより,お近くのみなさまのご来場をお待ちしております。よろしくお願いいたします。

2012/11/01

雑誌に文章が掲載されました

ご無沙汰をしております。

ぼちぼちblogの更新もかけていかなければ,このままズルズルblogが終わってしまいそうなので,今月は留守の日を除いて,毎日更新という目標を立てて行きましょう(^^;)。

更新をお休みしている間に,おかげさまで,図書館系の雑誌に文章が掲載されました。

図書館はメッセージである : 図書館とソーシャルメディアのつながりを考える (特集 ソーシャルメディアが広げる図書館の『輪』と『場』) 現代の図書館 50(2), 84-90, 2012.6
http://ci.nii.ac.jp/naid/40019368461

使うことから始めよう:郡山女子大学図書館のTwitter利用法(広場【図書館とツイッター】)
医学図書館 59(3), 166-167, 2012.9

どこかでお見かけになりましたら,ご一読くださいませm(_ _)m

« 2012年7月 | トップページ | 2013年1月 »

UNIQLOCK

ついった

「愚智提衡而立治之至也」のはてなブックマーク注目エントリー

「愚智提衡而立治之至也」のはてなブックマーク人気エントリー

あわせて読みたい

  • あわせて読みたい

只今積読中

ココログ図書館ネタ