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2011年5月15日 - 2011年5月21日の記事

2011/05/21

来島恒喜

 以前,ホームページに霊園巡りのページを開設していたことがある。何年か前にホームページの模様替えに伴いコンテンツを削除して以来,復活していない。一昨年来,blogの更新頻度もすっかり落ちてしまったので,霊園巡りのコンテンツを再利用することにする。写真が幾分古いものなので,現状とは異なることがあるかもしれない。

Yanaka199201

 これは谷中霊園にある来島恒喜(1860-1889)の墓(1992年1月撮影)。来島は福岡藩士の出で,玄洋社に参加して政治活動を行う。大隈重信外相の条約改正交渉に反対し,1889(明治22)年10月18日,外務省から退勤してきた大隈の乗る馬車に爆裂弾を投げその暗殺を謀る。大隈は右足切断の重症を負うものの一命をとりとめ,来島は爆裂弾が爆発したのを見届けて自殺する。来島は暗殺決行の直前,杉山茂丸に自殺の方法を訊ねていたという。
 この墓は当初,勝海舟が建立したものを,のちに頭山満が建て直したもの。墓碑銘は頭山の筆による。

2011/05/18

ウォルトン/交響曲第1番変ロ短調@エイドリアン・ボールト/ロンドン・フィル(ファーストハンド:FHR06)

 1956年8月の録音。元はニクサ(Nixa)というUKのレーベルに録音されたもの。
 個人的には,ウォルトンの交響曲第1番は20世紀の産んだ最高の交響曲作品のひとつだと信じて疑わない(^^;)。生き生きとしてはいるが焦燥感のあるリズム,どうしても明るくなれない不安を帯びた旋律,バーバリズムと隣り合わせの前進力,そして乾いた情念とが見事に表現されている作品である。

 ボールトの演奏は例によってノーブルなものだが,ウォルトンの音楽と相性がいいのか,音楽の持つ推進力を的確に表現して過不足がない。この録音時,ボールトはまだ70歳になる前で指揮者としてはアブラが乗り切っていたか。満足。

2011/05/17

W.A.モーツァルト/ピアノ協奏曲第23番

W.A.モーツァルト/ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488@ロベール・カサドシュ&ジョージ・セル/コロンビア交響楽団(ソニークラシカル:SM3K 46 519)

 そろそろ,人間に戻る作業を始めるよ(^^;)。まずは音楽から。長い長い道のりになるかもしれないけれども。

 今日はフリッツ・ライナー/シカゴ交響楽団によるマーラーの「大地の歌」(BMG)を取り上げるつもりが,風呂に入ってるときに連想が右から左へ流れていって,気がついたらどういうわけだかカサドシュとセルのモーツァルトになっていたという。僕にとってモーツァルトは昔も今も変わらず,どうにも扱いにくい音楽なのに。

 この演奏は1969年11月の録音。
 CD(10,21,22,23,24,26,27を収録)を入手したのは恐らく10年以上前のことだが,その頃の印象は「オケはモーツァルトらしいけどピアノはいま一つ」だった(^^;)。で,いま聴いても,その印象は大きく変わらない。オケの醸しだす透明感や清潔感にピアノが追いついてないように聴こえる。それ故,このCDはカサドシュではなく,セルを聴くものとして存在価値があるのではないかという考えは,最初に聴いて以来現在まで変わらない。

 ちなみにこの演奏と逆なのがルービンシュタインのこの曲の録音(BMG)で,ピアノは素晴らしくモーツァルトらしいのに,アルフレッド・ウォーレンスタインの指揮するオケがモーツァルトもへったくれもなく,ひたすらがなりたてているという体のもの。あのウォーレンスタインはひどかった(^^;)。

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