3月18日のこと
(承前)
9月前半は忙しくて,ずいぶんと間が開いてしまいました。
3月18日(金)になりました。
朝食は今日もナンドッグ。飽きたぞおい。
気を引き締めなおして出勤します。今日は外部の業者さんが入って力仕事と壊れた書架の応急修理の予定です。
例のごとく,職員Bに差配をお願いしようと思ったら「今日はちょっと無理です」体調が悪く,かなりしんどそう。無理のない範囲で仕事をお願いしたのですが,結局早退しなければならないほど悪化してしまい。帰宅することに。こんなときはどうしても無理を超えて働いてしまうので,反動も大きい。僕みたいないいかげんな奴は何とかなるけど,まじめなひとは上手に手抜きできるようにさせないといけないのに(嘆息)。中間管理職としては,もう少し上手に休息をとらせてあげられなかったのかという後悔はあります。
結局,僕と残った職員Cのふたりで,何とか業者さんに仕事してもらう段取りを作ります。職員Cは,このような経験があまりないので緊張気味(^^;)。「だいじょうぶですよ。あなたならできますから」と励ましながら,僕も段取りに穴がないかどうか点検してみます。
お昼頃,教え子がひとり「臨時だけど就職決まった」と連絡入ります。震災下でも否応なく日常が進んでいることを実感します。
午後1番で業者さん来館。屈強な方々です。早速,倒壊した書架の再建をお願いします。ボルトを締めなおしたり,解体再構築してもらったり,余った部材で壊れた箇所を補強していただいたり。その一方で積層書架から落下した書籍をとにもかくにも書架に積み上げてもらって書庫内に通路を確保する難作業をお願いします。さすがに力自慢なので,作業は早い早い。もちろん,いまは分類順などと贅沢を言っている余裕はありません。とにかく通路を作って,作業場所を確保するのが先決。3時にはお茶など出して労います。
午後4時すぎにはすべての作業が終わり。よかったよかった。倒壊した書架のかなりのものが使えなくなり,棚板と袖板が大量に余ります。さて,どうしたものか。
来週からは電話番ひとり出勤で,あとは自宅待機になりました。東京電力福島第一原子力発電所のことを考えると,いささか決断が遅かったような気がします・・・・・・。
帰路,職員Cを労いながら帰ろうとしたら,いらぬ誤解をさせてしまったようで,駐車場で立ち往生。あとで誤解は解けたものの,疲労で勘所が鈍くなっているところに,遠まわしなことを言った僕が悪かったと反省しました・・・・・・。
新しい機材を調達したいものもあるのですが,市内の家電量販店はこの時点で軒並み,まだ復旧してません。扱ってる品物が品物だけに,被害もひどかったことが想像されます。
今日までで,図書館の復旧には何とか,先が見えてきたような気になりました。
震災の記録作成はこの先も,ある程度続けるつもりですが,ここで一旦中断します。
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