3月14日のこと(2)
(承前)
お昼ごはんを食べていたら,だったか,食べる前だったか,取引先の営業から着電があり,連絡の取れないひとり除いて取り急ぎみんな無事との由(このとき不明だった方も,後日無事が確認される)。少しずつ関係諸方面の無事も情報が入ってきて何よりです。
法人事務局から連絡文書が回ってきたので,コピーを取って職員に配布しようとしたら,コピー機が壊れている>< 激しい揺れのため,複写するための機械が台座からズレてしまい,電源は入ってもエラーコードが出るという。FAX兼用機なので,通信手段のひとつがこれで絶たれることになります。このエラーコードが取扱説明書に出てこないものだったので,ツイッターでご教示を乞うたところ,お返事をいただき(その節はありがとうございます),結局は数日後にエンジニアの方に修理に足を運んでいただきました。
午後は事務室で本棚から落下した本をとにもかくにも棚に戻して(順序は後回し),事務室内を歩けるようにすることと,それにより停めたサーバにたどり着くことを目標に,作業を続けます。何とか事務室内をひとが移動できるようにして,サーバまでたどりつけたので電源を入れたところ,どうやら異音もなく普通に動く模様(このとき,実は2台あるサーバのうちwebサーバは端末からアクセスしてwebsiteやwebOPACが使えることを確認したのですが,業務用サーバは電源を入れただけでログオンしていなかったのでした。このことに気がついたのは10日ほど経ったあとのことです。何ともお恥ずかしい)。
女性職員に対して,翌日からの避難所のお世話当番の時間割への記入依頼が来たのはいいが,実に恣意的な順番で記入用紙が回ってきたので呆れ返る。こんなときに互助のかけらもないとはね。取り敢えず,職員BとCに記入してもらい,次の部署に回すがしかし・・・・・・。このときの気持ちが翌日と翌々日の「爆発」につながっていくわけです。
この日は,ここまでで業務は終了して一同解散。僕が使っていた端末の復旧の目処がたたないので,書類の山からIDとパスワードを引っ張り出して,自宅のメーラーからアクセスする計画を立てながら帰宅します。
帰宅後,すぐに自宅端末のメーラーに設定をぶちこんだら,あっさりメールが読めるようになったのですが,Thunderbirdはすべてのメールを落としてくるまでに時間のかかることかかること。その間に夕食は,昨日確保していたインスタントの焼きそばだったんじゃないかしら。
で,この日のツイッターを見ると,どうやら勤務先に届いていたメールを見て怒ったりがっかりしたりしていたようなのですが,今となってはその理由が思い出せない(^^;)。恐らく,指定管理者制度云々の連絡がどこかのMLで飛び交っていたのを見たからではなかったかと思うのですが,震災の被害が及ばなかった地域には日常があるでしょうに,何をこのひとは勝手にいらついているんだか。当時は「がっかりするのも腹をたてるのも生きている証拠ではある」などと自己弁護しているようですが,どうも,このあたりからさすがに精神が常態を失いつつあったのではないかと,今になって思うところです。
就寝する前に,ふと思い立って風呂の蛇口をほんの少し開けてみます。冬場に水道管が凍らないようにする程度に。かすかな希望を夢みつつ,おやすみなさい。
3月15日に続く。
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(承前)ちと間があきましたが再開。 3月15日(火)になります。 このところ,朝 [続きを読む]
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