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2010年11月28日 - 2010年12月4日の記事

2010/12/04

朝日新聞「記者有論」について

 さる12月1日の朝日新聞福島版の「記者有論」欄に,岡崎市立中央図書館事件の報道で一躍名を馳せた神田大介記者が「図書館とIT 向き合わねば存亡の危機に」という見出しのもと執筆しています(それにしても,毎日新聞は「記者の目」欄をwebで公開しているのに,朝日は何故「記者有論」をwebで公開しないのか。せっかくの有意義な論考が勿体無いじゃないですか)。これは図書館業界人必読です。

 この記事に書かれていることには,ほぼ同意しますが(しかし記事に出てくる「汗をかきます」という話,身につまされます。予算も人手もない図書館にしてみれば「渡りに船」だったんでしょうねえ(sigh)。),外部から指摘されるほどに危機的な現状に至った背景について,図書館の来館者として,また図書館に出仕している者として約30年この業界とつきあってきた人間はいささか説明する必要があると思うので,ひとくさり書き綴ってみようと思います。もちろん,僕の主観バリバリで(^^;)。

 業界の名誉のために確認しておきますが,僕が大学で司書課程を学んでいた1980年代後半まで,少なくとも図書館業界はIT化ならぬ「機械化」と正面から向き合っていたような気がします。「図書館」と「機械化」でCiNii検索をかけると379件ヒットしますが,「図書館雑誌」が「図書館と機械化」という特集を組むのが1969年8月号。同じ頃「ドクメンテーション研究」や「図書館学会年報」にも図書館の機械化を取り上げた論文が掲載されます。この時代の「機械化」は必ずしも現在の「IT化」に直接つながるものではありませんが(当初考えられていた「機械化」は「電算化」でさえなかったわけで),ベンダーに依らず図書管理システムを自作で賄おうという図書館がちらほらあったのも事実です。

 しかし,1990年代後半以降のインターネットに代表される「IT化」の波には,図書館業界は完全に乗り遅れました。一部の先覚者たちはさておき,いわゆる「2000年問題」と相前後して書誌ユーティリティNACSIS-CAT)のシステム変更という学術情報センター(現・国立情報学研究所)の強引な政策(^^;)によって否応なくインターネットへの対応を迫られた多くの大学図書館はまだしも,公共図書館は,それまで培ってきた方法論に足を引っ張られたのか,インターネットにもなかなか対応できなかったばかりか,IT方面の人材育成には後手に回った感があります。

 公共図書館がIT化に乗り遅れた原因は幾つかあって,USAの如く政策的に公共図書館が地域におけるインターネット利用の拠点として機能しえなかったこと,インターネットが話題に上がった当初,「究極の中抜き」などと賞賛されたことに,当時業界で多数派だった(もしくは最も声が大きかった)貸出至上主義に拠る図書館業界人が反発したこと,そもそも「機械化」というのは図書館目録の機械化を指しており,それは書店(取次)MARCの導入によって目的を果たしたので,それ以外の図書館業務をIT化するという発想が薄かったこと,公共図書館系の大手業界三団体(日図協,日図研,図問研)の公式サイトがいまだにあのざまである程度にはインターネットに無理解であること(比較するのもウンザリですがAmerican Library Associationの公式サイトはこちら),かなり早い段階から図書管理システムの内容がブラックボックス化していたこと,ITと図書館業務をつなぐ人材を育成していた某大学を貸出至上主義者が蛇蝎のごとく嫌い,某大学が他大学に統合された際,図書館業界がほとんど沈黙していたこと(そのくせ,とある団体のエライ人は指定管理者制度導入に某大学の教員が反対しなかったという理由で某大学の同窓会を脱退したとか云々),そして例え教育が人材を育てても現行の公務員制度の下ではその人材が図書館に就職できる保証がなく,事実上図書館司書教育と図書館現場が切断されていること・・・・・・。

 今回問題になった岡崎市立中央図書館でも,図書館長は官僚生活の一丁上がりのポジションとして図書館長をあてがわれたと覚しき人物であり,図書館経営のトップが公共図書館の何たるかよりも官僚機構の何たるかをより多く理解していたことに異論の余地は少ないような気がします。ただし,斯様な人材-図書館について学んでいない官僚-が公共図書館長の椅子に座れることについては,以前僕が指摘したとおり(その1その2),規制緩和に関する議論の遡上に図書館長の椅子を載せた朝日新聞の責任は小さくないのですよ(^^;)。もちろん,神田記者には直接の責任のないことではありますが。

 実はウェブサイトを眺める限り,岡崎市立中央図書館は以前も指摘したとおり,インターネットへの対応は上々だったのですが,それでも図書館経営の根幹をなす図書管理システムの運用で斯様な問題が発生したことを,もう少し実際に現場で働く僕達が,危機意識を持って考え抜かなければ,今はまだ神田記者のような方が応援してくれていますが,これからの10年でいよいよ公共図書館の存在意義が問われる事態を迎えるのは,そう遠くないのではないでしょうか。

2010/11/28

はじめてのそうごうてん行って来ました

 というわけで,第12回図書館総合展から戻って来ました。初めての参加でしたので,特にフォーラムには出席せず,主にブースの方でたくさんの方にご挨拶回りをいたしました。面白そうな企業ブースもいくつか拝見させていただきました。銀座木村屋のアンパンごちそうさまでしたm(_ _)m

 とにかく,あのような機会・場所では,たくさんの方にご挨拶して名刺を差し上げるのが楽しみ(^^;)。web利用歴もいささか長くなった上に,紙媒体より(まあ文章は勤務先の紀要が中心で,中央の業界大手にはほとんど執筆してませんし)もwebでの言論(?)活動が中心なもので,今回が初対面という方が続出です。ひとによっては10年ほど前からお名前を存じ上げているのに,本人には今回ようやくお会いできた! という方もいらっしゃいまして。

 何がいいって,あのような会場にいると,自分の立場とか年齢とか忘れてしまうところで(^^;)。普段,仕事をしているとつまらないくだらないしがらみがまとわりつくものですが,ひとりの参加者として図書館総合展に顔を出していると,つまらないことに関係なく実に刺激的で,疲れていた精神も再び活性化されるという。若い人の生き血をすすって,というわけではありませんが,同じ目線の高さを忘れたくないものだなあ,と思うところです。

 夜はU40に参加した(これについては別のblogで書ければ書きます)あと,二次会三次会が結局夜の3時半まで続き,シマッタなあ(ここは自分の年齢を自分で確認しなければいけなかったところ)と思いつつ,横浜観光もせず早々に引き上げてきたのでした。

 来年は3日間皆勤を目指して,フォーラムも受講しなければいけませんですね。今回,お会いできた方も,お会いできなかった方も,また来年! ありがとうございました。明日から仕事,がんばります・・・・・・。

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