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2010年7月4日 - 2010年7月10日の記事

2010/07/06

「わかりやすさ」とは

ショスタコーヴィチ/交響曲第15番イ長調作品141@ベルナルド・ハイティンク/ロンドン・フィル(デッカ:444 430-2)

 1978年の録音。
 ということは,この録音はこの作品が初演されてから,わずか6年後の録音ということになるわけだ(初演は1972年1月)。初演から40年経過していない現代音楽で,これほど市民権を得ている交響曲もそうあるものではないな。
 ただまあ,見かけのわかりやすさに比べて,仕掛けのわかりにくさは並大抵の代物ではないわけだが(^^;)。そのあたり,「わかりやすさ」とはなんぞや,ということを考えるための格好の事例になっていると思うよ,ショスタコーヴィチの音楽は。

2010/07/04

玲瓏な

マーラー/交響曲第10番嬰ヘ長調(クック版)@クルト・ザンデルリンク/ベルリン交響楽団(ドイツ・シャルプラッテン:32TC-72)

 1979年11月29日,30日,12月13日から15日の録音。
 今日はあまりに暑いので,マーラーの録音でも涼しい方のこの録音を(^^;)。マーラーのオーケストレーションは基本的にシューベルトやブラームスの後継のような暖色系だと思うが,この録音は非常に厳しい寒色系の音色を出している。ザンデルリンクが盛大に打楽器を加筆しているが,その音色も玲瓏でどこまでも厳しく響く。
 解釈も誇張のない,音楽そのものを全面に押し出したつくりで,ザンデルリンクの録音でも白眉の出来であろう。

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