玲瓏な
マーラー/交響曲第10番嬰ヘ長調(クック版)@クルト・ザンデルリンク/ベルリン交響楽団(ドイツ・シャルプラッテン:32TC-72)
1979年11月29日,30日,12月13日から15日の録音。
今日はあまりに暑いので,マーラーの録音でも涼しい方のこの録音を(^^;)。マーラーのオーケストレーションは基本的にシューベルトやブラームスの後継のような暖色系だと思うが,この録音は非常に厳しい寒色系の音色を出している。ザンデルリンクが盛大に打楽器を加筆しているが,その音色も玲瓏でどこまでも厳しく響く。
解釈も誇張のない,音楽そのものを全面に押し出したつくりで,ザンデルリンクの録音でも白眉の出来であろう。
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