尋常ならざる
J.S.バッハ/音楽の捧げものBWV1079@ヘルマン・シェルヘン/9人のソリスト(ウェストミンスター:MVCW-18015)
1951年の録音。
シェルヘンはいつも,ベートーヴェンやマーラーのライヴに聴かれるような,ネジが2,3本ふっとんだようなヘンテコリンな演奏ばかりしていたわけではない(^^;)。「3声のリチェルカーレ」で始まり「6声のリチェルカーレ」で終わる曲順で,2つのリチェルカーレも室内楽に編曲されている,ロジェ・ヴュアタという作曲家の編曲にかかる,この「音楽の捧げもの」では,室内楽編成のアンサンブルを精密に丁寧に生真面目な解釈で練り上げている。録音のせいもあってかなり神経質な感じに聴こえるが,決して奇矯ではなく,「こーゆうものかも」という説得力のある演奏である。
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