爽やかだー
ヴァーグナー/交響曲ハ長調@アリ・ラシライネン/ノルウェー放送交響楽団(フィンランディア:3984-23400-2)
1997年9月の録音。
リヒャルト・ヴァーグナー19歳の若書き。どこをとってもベートーヴェンの7番のそっくりさん(^^;)で,シューベルトの初期交響曲のような爽やかさと温かみを持った,親しみやすい作品に仕上がっている。この曲のスコアをメンデルスゾーンに送ったら無視されたとかで,これがヴァーグナーが反ユダヤ主義を支持するようになった遠因,という噂もあるほどの自信作だったようではある。
とはいえ,「トリスタン」や「マイスタージンガー」「リング」に聴かれるヴァーグナーらしさは皆無なんじゃないかな(^^;)。
ラシライネンの演奏は,青春の爽やかな音楽のツボを抑えた好演。
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