勢いをとる
ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調作品67@セルゲ・クーセヴィツキー/ロンドン・フィル(IMG:5 75118 2)
1934年9月3日,4日の録音。
アンサンブルの精度より勢いをとった演奏。当時の手兵だったボストン交響楽団ではなく,ロンドン・フィルを起用しての録音,ということもあるのだろう。もっとも,クーセヴィツキー(1874-1951)の他の録音を聴いても,アンサンブルに気をつけるタイプの指揮者ではないようだが(^^;)。終楽章の冒頭,テンポを落として荘重に第1主題を始め,それが少しずつガッ,ガッとテンポが上がっていくやり方が,さらにコーダで繰り返されるのが芝居がかってて面白い。
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