奇をてらわない
J.S.バッハ/無伴奏チェロ組曲BWV1007-BWV1012@ラルフ・カーシュバウム(ヴァージン:5 61609 2)
1993年1月の録音。
カーシュバウム(1946-)はアメリカ生まれのチェリスト。僕はNHK-FMで偶然聴いたシューマンのチェロ協奏曲のライヴ(ジェフリー・テイトとECOの共演)で感心して以来,このひとが好きなのだが,スター街道を走るタイプではないようで,録音もメジャーにあるわけでもない。中では,このチェロ組曲集が思った以上に聴かれていて,しかも評価が高いみたいで何より。奇をてらわない,しっかりした様式への感覚と,誠実な解釈が何とも爽やかで心地よい演奏である。
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