堂々たるシューベルト?
シューベルト/交響曲変ロ長調D125(第2番)@フランス・ブリュッヘン/18世紀オーケストラ(フィリップス:PHCP-067/11070)
1995年5月の録音。
ブリュッヘンのシューベルトは初期交響曲からD944にいたるまでどれもこれも,案外に堂々としていて「古楽」や「シューベルト」という言葉からイメージすると,ちょっと面食らう(^^;)。ハイドンのロンドン交響曲集やモーツァルトの晩年の交響曲群のようなイメージで,シューベルトの初期交響曲も捉えられているらしいのだが,さてシューベルトの初期作品がハイドンの影響下にあるのは間違いないところであるものの,ベートーヴェンのように堂々たる威容でもって演奏されなきゃならないのかしらん,という疑問がないこともない。それがD944には相応しい解釈ではあるかもしれないが(実際にD944はそのように演奏されている)。
ところでブリュッヘンは,以前あるインタビューで,18世紀オケで演奏できるシューベルトはD589までで,D759とD944は無理,とおっしゃっていたのですよね(^^;)。
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