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ココログ


ほし2

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2010年5月の記事

2010/05/30

時間のある方は是非(^^;)

マーラー/交響曲第3番ニ短調@クラウス・テンシュテット/ロンドン・フィル(EMI:7 64471 2)

 1981年5月の録音。
 この録音,第1楽章も素晴らしいが,実は第2楽章以下が充実している(^^;)。僕の場合この曲は第1楽章を聴けば,ほぼ一丁上がりでめったに第2楽章以下を聴くことはないのだが,テンシュテットの演奏は第2楽章以下も聴かないともったいない気分にさせられる。何しろこの作品,第1楽章だけで30分を超え,6楽章通すと100分近い膨大な音楽で,とてもとても全曲を聴き通す暇が無いのと,何と言っても第1楽章が傑作で第2楽章以下はオマケ感が強く,全曲通して聴く必要もない演奏が多いのだが,テンシュテットはちょっと違う。終楽章を聴かないのは損。

日本図書館協会は退会します

 日本図書館協会は退会します。何故なら,大学図書館員/図書館情報学研究者の端くれとして,日図協の会員を続ける理由がもはや見出し難いからです。直接の引き金は日本図書館協会認定司書制度の実施ですが,斯様な制度を推進する塩見昇理事長体制下の日図協に,自分が会員としている意味はなかろうと(^^;)。
 しかしながら今後,認定司書制度に大学図書館員が加えられても,理事長が交代しても,再加入することはないでしょう。会員になってから20年ほど経ちますが,日図協と個人的に関わってよかったことは何一つとしてありませんでしたから。

 2010年度の会費は,再来月には支払います。支払った上で2010年度限りでの退会届を提出する予定です。退会届がここに掲載できるようでしたら,またお知らせしますよ(^^;)。

2010/05/29

終りではなく,本当は始まりだったのだ

シューベルト/交響曲ハ長調D944@オットー・クレンペラー/フィルハーモニア管弦楽団(EMI:7 63854 2)

 1960年11月の録音。
 実に厳しい,スケールの大きな演奏が繰り広げられているのだが,聴き終わって残るのが「満足感」とはちょっと違う。いい演奏を聴いたなあ,ではなく,どこか消化不良な,もしくは何やら謎を残されてしまった,そんな感じ。あるひとが「居心地が悪い」と評していたが,たしかにその通りである。未完成な作品でもなく,カットがされているわけでもないのに,「言いたいことはまだ沢山あるんですよー」と言いながら,フッと終わってしまう。

 と,ここまで書いてきて,別の誰かが「シューベルト自身は,この作品を集大成とするつもりはまったくなく,むしろ〈交響曲第1番〉とするべく書き起こした交響曲だったのでは?」と述べていたことに思い当たる。終りではなく,始まりとしてのD944。・・・・・・本当に惜しいことである。

2010/05/28

開いてしまったパンドラの箱に「希望」はいたのか

ショスタコーヴィチ/絃楽四重奏曲第15番変ホ短調作品144@エマーソン四重奏団(DG:POCG-10280/10284)

 1994年7月・8月の録音。
 ロシアの四重奏団の演奏に比べて,いわゆる「西側」の四重奏団による演奏は線が細いように感じられることが多い。エマーソン四重奏団の録音もセンシティヴなところはよく表現されているが,表現の振幅が若干狭いように聴こえる。曲によってはもう少し掘り下げられる余地があるよな,と思うが,その中でこの15番は,さすがに最後の絃楽四重奏ということで,全6楽章すべてが悲痛な叫びを上げているようなアダージョと言う異形の音楽を,時には弓が絃を噛むほどの力演で表現している。

2010/05/27

ハイフェッツはいつもハイフェッツ

ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61@ヤッシャ・ハイフェッツ&アルトゥール・ロジンスキ/フィルハーモニック・シンフォニー・オーケストラ(ミュージック&アーツ:CD1102)

 1945年1月14日の録音。音は良好。
 指揮者がロジンスキだから,オケはニューヨーク・フィルだろうが(^^;),ハイフェッツのヴァイオリンは常にハイフェッツのヴァイオリンだなあ,と。高校時代の知人にハイフェッツの大ファンがいて,如何にハイフェッツが素晴らしいヴァイオリニストであるかを多少なりとも叩き込まれた(^^;)身であるが,それにしても「鋼鉄のヴァイオリン」だと思う。速いテンポで颯爽と進むベートヴェンである。
 昔の慣習で第1楽章が終わると拍手が入るが,第1楽章コーダの追い込みはなかなかに凄まじい。

2010/05/25

古き良き時代

チャイコフスキー/交響曲第4番ヘ短調作品36@アナトール・フィストラーリ/ロイヤル・フィル(ロンドン:POCL-90018)

 1971年の録音。
 デッカが一時期売り出していた「フェイス4」録音で録音されたもののひとつ。だが,このCDどうにも雰囲気に乏しいのは,復刻の失敗というわけではなさそうで,このような残響なしの割とナマっぽい音が歓迎された時代もあるということだろう。
 演奏は,フィストラーリが楽譜に指定されていないようなところまで細かく表情をつけながら自在にオケをドライブして,かなり個性的なチャイコフスキーを聴かせる。手綱の緩め方が独特。

2010/05/24

戦いは続く・・・・・・

ショスタコーヴィチ/交響曲第8番ハ短調作品65@ルドルフ・バルシャイ/ケルン放送交響楽団(ブリリアント:6324/5)

 1994年3月14日と1995年10月16日の録音。
 バルシャイの全集は続けて聴くと,みんな同じ色なのであまり面白くないが(^^;),単独で取り出せばいい演奏が多い。この8番は中でも名演で,あまり厚くない絃を上手に活かして,玲瓏で冷やかな雰囲気を醸し出している(とはいえオケはいささか非力)。バルシャイの創る音楽も,ブリリアントの録音も現実主義でおおよそロマンティックとは無縁だが,曲が8番だからこのくらい非情でいいのである。

2010/05/23

焦燥感

ショパン/ポロネーズ嬰ヘ短調作品44(第5番)@アルトゥール・ルービンシュタイン(BMG:BVCC-37234)

 1964年3月の録音。
 ショパンのポロネーズなら「軍隊」「英雄」「幻想」と通り名のある作品があるのは承知の上で,やり場の無いほの暗い情熱を手当たりしだいにぶつけるような,この作品を第一に推す。そして,その演奏にルービンシュタインのこの録音を推すのは,恐らく30年ほど前からずっとこの録音に親しんできたからだろう。あるとき,NHK-FMで放送されたショパンの特集で,パデレフスキの壮大な「軍隊」ポロネーズ,コルトーの「バラード」4番,ブライロフスキーのワルツ作品9の1(9の2ではなく)などとともに,ルービンシュタインのこの録音が取り上げられていたのだが,福徳円満な芸風で鳴らしたと聞く晩年のルービンシュタインのはずが,ここでは何とも形容し難い焦燥感と暗い情熱を見事に表現していて余す所がない。

 ・・・・・・そう言えば,このCDにはもちろん「英雄」ポロネーズ変イ長調作品53も収録されている。この「英雄」についてウチのカミさんが以前「これはね,ルービンシュタインの焦りと言うか,どうにもならない焦燥感のようなものが出ている演奏だよ」と力説していたのだった・・・・・・。

2010/05/22

一見穏健,実はとんがってるのだよ

シューベルト/交響曲ハ長調D944(第9番)@カルロ・マリア・ジュリーニ/シカゴ交響楽団(DG:POCG-3176)

 1977年4月の録音。
 実はリズムの饗宴だ,と福永陽一郎が喝破したこの交響曲の,それも第1楽章の第1主題を,カラヤンも驚き(?)のべったりレガートでずーるずーる弾かせてしまう暴挙(^^;)を成し遂げた録音である。おまけに,リズムなど知ったことかと言わんばかりのスローテンポ。思い切りブルックナーよりの解釈で,意外にも?とんがった演奏なのである。
 この頃のジュリーニらしく,雄大で生気がみなぎった輝かしい演奏ではあるのだが,晩年の録音(ソニー)の方が,一般受けはしそうな感じがする。

2010/05/20

気がつけば20年

シューマン/交響的練習曲作品13@エリー・ナイ(コロッセウム:COL9025-12.2)

 1962年の録音。
 第二次大戦前,ベートーヴェン弾きとして高く評価されたエリー・ナイ(1882-1968)晩年の録音。実にたくましい,どこまでも前を向く,迷いの無いシューマンである。80歳に手が届く頃合いでありながら,メカニック的にはそれほど崩れていないところが,その修練を思わせる。メカニックの崩れのように聴こえるところは,実は弾きグセとおぼしき揺れなのであった。

 同時代人コルトーの弾く「交響的練習曲」は,メカニックがガタガタで(^^;)指回りだけとったら恐らくすべてのピアノ教師がダメ出ししそうな演奏でありながら(弾けないところを弾き飛ばして1小節行方不明になってしまったりする),その醸しだす雰囲気は戦前の録音という条件を超えて,すぐれてシューマンであったわけだが,このナイの弾く「交響的練習曲」はコルトーとは違う方向を向いていながら,これまたすぐれてシューマンの雰囲気を湛えている。不思議なものである。

 なお,エントリーのタイトルと「交響的練習曲」は,何の関係もございません(^^;)。

2010/05/19

昔,酷評で鳴らす評論家がいた

シューベルト/交響曲ハ長調D944(第9番)@カール・シューリヒト/南ドイツ放送交響楽団(スクリベンドゥム:SC011)

 1960年9月の録音。
 故・大木正興が「レコード芸術」誌上でさんざん嫌い,こき下ろしていた,シューリヒト(1880-1968)晩年のコンサートホール・レーベルへの録音のひとつ。大木正興の名前は日本でもすっかり忘れ去られたのに,シューリヒトの録音はこうしてCDに復刻されている(^^;)。僕もこの録音はLP(OW7883PK)から持っている馴染の録音で,リズムの効いた枯淡ときどき豪快というシューリヒトの芸風が,オケの中で音拾ったのかいと言いたくなるようなモゴモゴした録音(LPはもう少し細い音だったような記憶も)と,お世辞にも一級とは言えないオケの技量に加減乗除されながらも,何とかこの録音を聴けるものにしている。
 ま,確かに誰もが聴いて感銘を受ける類の演奏ではなく,聴く人を選ぶとは思うが,それでもいにしえの評論家氏の酷評はいったい何だったのかという(^^;)。

2010/05/18

堂々たるシューベルト?

シューベルト/交響曲変ロ長調D125(第2番)@フランス・ブリュッヘン/18世紀オーケストラ(フィリップス:PHCP-067/11070)

 1995年5月の録音。
 ブリュッヘンのシューベルトは初期交響曲からD944にいたるまでどれもこれも,案外に堂々としていて「古楽」や「シューベルト」という言葉からイメージすると,ちょっと面食らう(^^;)。ハイドンのロンドン交響曲集やモーツァルトの晩年の交響曲群のようなイメージで,シューベルトの初期交響曲も捉えられているらしいのだが,さてシューベルトの初期作品がハイドンの影響下にあるのは間違いないところであるものの,ベートーヴェンのように堂々たる威容でもって演奏されなきゃならないのかしらん,という疑問がないこともない。それがD944には相応しい解釈ではあるかもしれないが(実際にD944はそのように演奏されている)。

 ところでブリュッヘンは,以前あるインタビューで,18世紀オケで演奏できるシューベルトはD589までで,D759とD944は無理,とおっしゃっていたのですよね(^^;)。

2010/05/12

また更新に穴が><

ウォルトン/交響曲第1番@ブライデン・トムソン/ロンドン・フィル(シャンドス:CHAN 8862)

 1990年2月23,24日の録音。
 20世紀の交響曲としては10指に入るであろう傑作。1932年から1935年という大恐慌下の不安定な時代に書かれ,何とも無しに時代相を反映しているのではないかと思わせる,ほの暗い情感と強烈な表情を持った音楽である。
 トムソンの演奏は,作品の美点をよく引き出した好演。音楽自体が若干あざとい(^^;)ので,あまりいじったり煽ったりしないほうがいいのである。

2010/05/06

夜明け前

マーラー/交響曲第1番ニ長調@ヤッシャ・ホーレンシュタイン/ヴィーン交響楽団(VoxLegends:CDX2 5508)

 初出1953年。
 ホーレンシュタイン(1898-1973)が1922年,ヴィーンにおけるデビューの演奏会で振ったのが,この作品だったらしい。それから30年ほど経って,ようやく戦禍から立ち直りつつあったヴィーンで録音されたのがこの録音。この頃のVoxでクレンペラーとともに主力指揮者だったホーレンシュタインは,第二次大戦中に録音キャリアが中断したこともなんのその,ブルックナーの8番や9番などもヴィーン交響楽団と録音している。しかし何しろこのオケは当時としても明らかにB級で,ホーレンシュタインの丁寧な表情付けに完全に応えているとは言い難い(^^;)。録音もドライで残響も無く奥行きにも欠けるので,細部まで聴き取れるのが却ってオケの非力さを伝えるという皮肉な話ではある。ホーレンシュタインは,まだマーラーが市民権を得る前だったこともあり,作品の解釈を教え込むためにも辛抱強く丁寧にこのオケに付き合ったようで,その痕跡はこの録音からも伺えるのだが。

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