謎のカットあり
ベートーヴェン/交響曲第7番イ長調作品92@若杉弘/東京フィル(タワーレコード:TPTW-1004)
2006年4月23日,オーチャードホールでのライヴ録音。
終楽章の提示部の繰り返しで一部がカットされている(繰り返しが省かれている)のは,ライナーノートに何の断りもないが,指揮者によるものか? この録音を聴く限りでは,編集時の事故とも思えない。しかし,今どきベートーヴェンの,それも交響曲をカットするような指揮者がいるとも思えず(オーケストレーションをいじる指揮者ならまだしも),それを指摘しないライナーノートがあるとも思えず,はて謎である。
演奏は意外なほど荘重で何やら儀式めいている。最近の身軽なベートーヴェンではなく,まさに「楽聖ベートーヴェン」ここにあり,という雰囲気である。だから,余計に終楽章のカットが気になるのだが。
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