普通の演奏
シューベルト/交響曲ハ長調D944(第9番)@ジュゼッペ・シノーポリ/シュターツカペレ・ドレスデン(DG:437 689-2)
1992年5月と6月の録音。
シノーポリにしてはごくごく普通の演奏。一般的にはあまり聴かせない声部を浮き上がらせたり,リズムとアクセントの取り方に独特の臭みを出しているところがあったりするものの,音楽の向きに合ってないような感じがする。同じ行き方ならレーグナー(デンオン)の方がエグイ分,存在感があるわけで(^^;),シノーポリの音楽性は「未完成」には向いていても,「グレート」は合わなかったんだろうなと思うところ。
今回から,しばらくの間タイトルを作品名ではない言葉にしてみます。
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