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ココログ


ほし2

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2010年2月の記事

2010/02/28

ドヴォルジャーク/交響曲第8番

ドヴォルジャーク/交響曲第8番ト長調作品88@コリン・デイヴィス/アムステルダム・コンセルトヘボウ管絃楽団(フィリップス:PHCP-9059/9060)

 1978年11月8日の録音。
 この録音も,もう30年来の付き合い。一時期,ちょっと色褪せた頃もあったけど,久し振りに聴き直して,やはりしっかりしたアンサンブルの,いい演奏である。LPでは,もう少しオケの音色が極め細かく,暖かな木目調に聴こえた記憶があるのだが,このCDではそのあたりがデジタル化で削ぎ落とされてしまい,普通のオケの音色に聴こえるのが何とも惜しい。

2010/02/25

エルガー/交響曲第2番

エルガー/交響曲第2番変ホ長調作品63@エイドリアン・ボールト/BBC交響楽団(EMI:CDH7 63134 2)

 1944年8月3日,4日,25日と10月10日の録音。
 ボールト(1889-1983)はこの交響曲の蘇演者だったらしい。この録音では,まだ50代半ばということもあって晩年のノーブルさではなく,豪快で恰幅のいい指揮ぶりである。実はマックス・レーガーに師事していたこともあるというボールトの経歴が何となくうなずけてしまう(^^;)。

2010/02/22

ホルスト/惑星

ホルスト/組曲「惑星」作品32@ヘルベルト・フォン・カラヤン/ヴィーン・フィル(ロンドン:KICC9300)

 1961年9月の録音。
 「惑星」とホルストがUKローカルから有名になるきっかけだったらしい録音だが,考えてみたら,UKにおいてマルコム・サージェント/BBC交響楽団(EMI)の対抗馬だったのか,この録音は? サージェントは現在の僕などからは想像もできないほどUKでは人気があったとか。
 カラヤンの「一流半の音楽を超一流に聴かせる」能力が強烈に発揮された,いい演奏である。アンサンブルも表情も引き締まっていて,凡百の演奏のようにただの音響機械に堕してないところが,さすが。

2010/02/21

ラフマニノフ/チェロ・ソナタ

ラフマニノフ/チェロ・ソナタト短調作品19@エミール・クライン&ヴォルフガング・マンツ(アルテ・ノヴァ:74321 43316 2)

 1996年5月21日,22日の録音.
 ラフマニノフらしい,狭い音域をウネウネと動きまわる息の長い旋律と分厚いピアノで繰り広げられる,遠い日を振り返るような音楽.ヴァイオリンではなく,チェロ・ソナタであるところもラフマニノフに相応しいような(^^;).演奏は,音楽の構成のせいなのか,それとも他に理由があるのか,動きまわるピアノに比べてチェロが若干,弱いか.

2010/02/20

分断統治を肯定しているのは誰か?

 「みんなの図書館」3月号が来たので一読.内容はこちらを参照【ともんけんウィークリー: みんなの図書館2010年3月号が出ました】していただきたい.特集は「図書館イマドキ情報」.前2本が技術的な課題,後半3本が労働争議にまつわる論考.

 珍しいな,と思ったのは特集の文章で公共図書館以外の事例が取り上げられていることで,大学図書館での労働争議が主題の論考と,区立保育園での労働争議が幾つかある事例のひとつとして取り上げられている論考が掲載されている.公共図書館にしか興味が無い図問研にしては非常に珍しい.5本目の論考が,広く非常勤職員の問題を取り上げているのは,輪をかけて珍しい.これまで,大学図書館はおろか行政の他部署でさえ歯牙にもかけなかった図問研にして,ついに他部署にも触れざるを得なかったのかと思うと,当方にいささかの感慨がないわけでもない.

 が,しかし,後半3本の文章の仔細を丹念に点検してみると,相変わらず傲岸不遜な官業礼讃,民業蔑視,反知性主義がそこかしこで衣の下に見え隠れする.特集内5本目の論考「図書館の雇用と労働―雇い止めにどう立ち向かうか」(橋本策也執筆)の一節に,


図書館は,例えば選書においても,大学の先生ばかりでなく「市井の人」の著作を大事にするところだと思ってました.正規・常勤の公務図書館員は,大企業が派遣・請負労働者を切り捨てて正社員雇用を守ったように,非正規図書館員の権利や働きがいを切り捨てて図書館を「守ろう」としているのではないでしょうか.委託・指定管理の蔓延は職務の分断のみならず,人としてのあり方も切り裂いてはいないでしょうか.(p47)
とある.この文章には,「しんぶん赤旗」に出て来そうな,単純な二元論に基づく修辞が散りばめられているのにお気づきだろうか.「大学の先生」と「市井の人」,「大企業」と「派遣・請負労働者」,「正規・常勤」と「非正規図書館員」.現状が,斯様に単純な善悪二元論で弱者を救済することが可能な状況下にあるとは,もはや到底考えられないし,何より「図書館」という概念と機能は斯様に単純な二元論に基づく愚劣な一般化を厳しく拒絶しなければならないところではなかったのか.何よりここには図書館司書が専門職として遇されてこなかった「公務員制度」に対する疑義というものがすっぽり抜け落ちている.

 傲岸不遜な官業礼讃,民業蔑視,反知性主義がユリウス・シュトライヒャーばりに,最も愚劣な形で露わになっているのが「シナリオ「図書館委託したらどうなるの?」―笑いを取りつつ、委託の本質を見事にとらえています! 」(真木美紗緒執筆)ここで「見事にとらえ」られているのは委託の本質ではなく,如何に公務員が,常勤公共図書館員が反知性主義を露わにしたまなざしで民業を蔑視しているか,である.正直なところ,まったく論評するに値しない.上記橋本氏の文章をもう一度引く.

正規・常勤の公務図書館員は,大企業が派遣・請負労働者を切り捨てて正社員雇用を守ったように,非正規図書館員の権利や働きがいを切り捨てて図書館を「守ろう」としているのではないでしょうか.
この評価がまさに当てはまる,度し難いデマゴギーである.この寸劇を前振りで紹介しているのは図問研大阪支部のアクティブと思しき方だが,指定管理者・委託業者で働く労働者を分断しようというデマゴギーを「リアルで説得力があります」「大いに普及させたい」と嬉々として紹介し,天下の公器である雑誌に載せるというのは,正直人間性を疑う.少なくとも,労働者,労働者の連帯への想像力の欠如は疑い得ないが如何.

 それにしても,彼の寸劇のような噴飯物のデマゴギーを放置することは,単に指定管理者・委託業者に対する営業妨害であるにとどまらず,図書館業界の矜持に関わるのではないか.寸劇で槍玉に上げられている丸善,TRCはもとより,指定管理者・業務委託を引き受けている企業,NPO法人においては法的措置も含めた,何らかの抗議を行うに足る内容であろう(TRCに連なる方で,当エントリーを読まれた方は,是非当該雑誌を確認の上,然るべき行動を起こして欲しい).実際に指定管理者,業務委託にて図書館に勤務している方々は,日本弁護士連合会に人権救済の申立を行うのがいいかもしれない.それが例え愚劣で風刺の効いていない噴飯物のレベルであっても,デマゴギーが何度も繰り返されることによってその内容が刷り込まれていくことの効果は,ヨゼフ・ゲッベルスによる宣伝の効果を見るまでも無く大きいものがあるのだから.斯様なデマゴギーを放置することは,決して「大人の対応」ではない.

 置かれた状況を打開できずにどんどん追いつめられていった挙句,その主張を先鋭化させ,暴発して崩壊した組織や団体というものは,歴史を繙けば数限りなく存在する.主張を先鋭化させる過程で愚劣なデマゴギーやプロパガンダの類を撒き散らかした責任は,どのように回収し名誉回復を図るつもりか.そもそも回収する気もないのだろうが,撒き散らかしたデマゴギーのおかげで貶められるのは,そのデマゴギーが意図した相手だけではないことに,どうして気がつかないんだろう? 連中は撒き散らかしたデマゴギーで,指定管理者・委託を引き受けている企業や団体に傷がつけば,それで気が済むのだろうが,それだけで済むと本当に思っているのだろうか.そうだとしたら,これは相当におめでたい.おめでたすぎる.目的が手段を神聖にするわけがないし,ましてや,目的を共有しないひとがその手段を見たときに,図書館業界についてどのような判断を下すのか.それに思いをめぐらす想像力も欠けているのだとしたら,もはや「図書館」に勤務する労働者たりえない.デマゴギーを撒き散らかす下劣な人間に「図書館」に関わって欲しくないよ,僕は.分断統治を肯定しているのは,いったい誰なんだ(sigh).

 こんなデマゴギーがこれからも続けて掲載されるのであれば,退会後も個人で続けてきた「みんなの図書館」の購読も考え直す時期にきているのだろう.


 共同通信の佐々木氏が,同じ「みんなの図書館」3月号に寄稿しているエッセイのタイトルは「被害者遺族への想像力はあるか」である.「みんなの図書館」3月号で彼の寸劇を紹介した方には,いま現在この瞬間にも指定管理者,業務委託で働いている労働者への想像力はありますか?

2010/02/18

チャイコフスキー/交響曲第5番

チャイコフスキー/交響曲第5番ホ短調作品64@アルトゥール・ロジンスキ/ロイヤル・フィル(ウェストミンスター:MVCW- 14010/14011)

 1954年10月2日,3日の録音.
 GoogleIMEが一発変換してくれなかった(^^;)ロジンスキ(1892-1958)は優れたオーケストラ・ビルダーとして鳴らした指揮者.アンサンブルを絞り上げた上でオケを強烈にドライヴし,いわゆる「出る所は出る」情感たっぷりな演奏を聴かせた.この曲でも第2楽章,第3楽章で「モットー」主題が立ち戻ってくる際の叩きつけ方がすさまじく,それまでの緩徐楽章なりワルツなりの雰囲気が完全に吹っ飛んでしまう(^^;).終楽章は真ん中がバッサリ切られていて面食らうが,これは時代性の刻印と言うものか.

2010/02/16

チャイコフスキー/悲愴

チャイコフスキー/交響曲第6番ロ短調作品74「悲愴」@イゴール・マルケヴィチ/ロンドン交響楽団(フィリップス:438 335-2)

 1962年1月の録音.
 熱血である.テンポも速め.音色的にはコンセール・ラムルーほど華やかではないLSOを振って(フィリップスの録音も,原色を強調するようなものではないし),アンサンブルを絞り上げてエッジの効いた演奏に仕上げている.泣きの入らない,硬質な演奏なので,チャイコフスキーのロマンティシズムをよよよと味わいたいひとには不向きかも.

2010/02/15

マーラー/交響曲第5番

マーラー/交響曲第5番嬰ハ短調@ヴァーツラフ・ノイマン/チェコ・フィル(スプラフォン:SU 3880-2)

 1977年1月31日,2月2日,7日,16日の録音.
 劇的で毒気の強い演奏に対するアンチ・テーゼなんじゃないかと思わせるくらい,かっちりした造形と丁寧なアンサンブルと渋い絃の音色が上手く練り合わされた,上質の演奏である.強烈な劇性というものは感じられないが,その分安定した演奏で,初めてマーラーを聴くひとにはもちろん勧められるし,何度も聴き返すに足りるはず.

2010/02/14

ベートーヴェン/英雄

ベートーヴェン/交響曲第3番変ホ長調作品55「英雄」@フェレンツ・フリッチャイ/ベルリン・フィル(DG:POCG-3086)

 1958年10月の録音.
 「フルトヴェングラーの再来」と言われたらしい,晩年のフリッチャイの藝術をよく伝える録音.全編これ神経の行き届いた音色とアンサンブルで雄渾に歌い上げる「エロイカ」である.特に,第2楽章の悲痛な叫びが耳に残る.伝説と化した趣きのある「楽聖ベートーヴェン」が信じられていた時代の美しい1ページとは言え,この演奏の価値が色褪せることはない.

2010/02/13

カリンニコフ/交響曲第2番

カリンニコフ/交響曲第2番イ長調@ネーメ・ヤルヴィ/スコティッシュ・ナショナル管絃楽団(シャンドス:CHAN8805)

 1989年8月20日-22日の録音.
 同じくヤルヴィによる交響曲第1番の録音とともに,カリンニコフ(1866-1901)復興のさきがけになったと思しき録音.日本でも第二次大戦前に近衛秀麿が第1番を取り上げたことがある程度には知られていたようだが,久しく録音を聴くことが無かったのに,今では地方都市のレコード屋に行ってもカリンニコフの交響曲のCDがあるという.いい時代になったものである.1970年代の僕などは,柴田南雄の著書で名前だけはかろうじて,という有様だったのに(sigh).

 演奏は,恐らくアシュケナージ(エクストン)が力づくで豪快な解釈であるのに比べると,ヤルヴィのはリリックでしなややかな雰囲気を湛えた演奏に仕上がっている.恐らくアシュケナージが正統派(^^;)で,ヤルヴィは多分に(いわゆる)西側風,ということになるかと思われる.個人的には,ヤルヴィの演奏が好み.

2010/02/12

フランク/交響曲ニ短調

フランク/交響曲ニ短調@ポール・パレー/デトロイト交響楽団(マーキュリー:434 368-2)

 1959年11月の録音.
 とにかくテンポが速い速い(^^;).曲が分厚い響きを身上としているだけに,細かいニュアンスよりも音色の美しさが優先されているよう.終楽章など音が団子になりかかっているような気もする(^^;).

2010/02/09

マーラー/交響曲第6番

マーラー/交響曲第6番イ短調@エーリヒ・ラインスドルフ/ボストン交響楽団(BMG:BVCC-37325)

 1965年4月20日&21日の録音.
 シャルル・ミュンシュに鍛えられた明るく軽いオケの音が,ラインスドルフのかっちりした「さりげなく悲劇的」風味な解釈に噛み合って,地味ながらも聴きごたえのある演奏に仕上がっている.いささか整然としているので,地獄の釜の蓋をあけたようなおどろおどろしさや,引き裂かれたような凄みはないので,物足りないと思う聴き手もいるだろうが.

2010/02/08

個人サイトリニューアル

 ウェブサイトをリニューアル公開しました.

西六地蔵図書館基盤研究所
http://homepage2.nifty.com/jurosodoh/

名前だけは大きく出ています(^^;).おいおい,ウェブサイト独自のコンテンツも構築していきますのでよろしくです.

2010/02/07

ヴォーン・ウィリアムズ/南極交響曲

ヴォーン・ウィリアムズ/南極交響曲(交響曲第7番)@ブライデン・トムソン/ロンドン交響楽団(シャンドス:CHAN8796)

 1989年6月21,22日の録音.
 この交響曲は映画「南極のスコット」(1947)のBGMとして作曲された音楽を転用して1952年にまとめられた作品.RVWは既に80歳だったが,精力に満ちた豪壮雄大な音楽である.5楽章からなるが,形式はほとんど顧みられておらず,自由ながら単なる描写音楽を超えて,南極観測隊の悲劇と精神を伝えることに成功している.
 トムソンの演奏も,音楽にふさわしい雄大なもの.

2010/02/04

「図書館を利用するということ」について

 こんにちは.
 これから,「図書館を利用するということ」について,簡単にお話します.入退館の際の諸手続きや,どんな本がどこにあるか,を説明する前に,まずは「図書館を利用するって何をすることなのかな?」ということについて話をします.

 みなさんにとって「図書館」って,どんなところですか? ・・・・・・と訊ねられて,イメージの湧くひと,何のイメージも湧かないひと,それぞれでしょう.ひょっとすると,これまで人生の中で使ったことが無いひとがいるかもしれません.今日は(日本相撲協会の一門でもあるまいし)「犯人探し」(^^;)をするのが目的ではありませんので,使ったことが無いひとを特定するようなことはしませんが(^^;).これから,どんどん使ってもらえれば,それでいいんです.

 図書館というところは,カオスの中にふわふわと浮かんでいる知識を,ある一定の順番(専門用語で「分類」と呼びます)に基づいて並べ直して,知識が必要なひとに,時間をかけずにお届けすることができるようにすることを目的とする施設です.それが常にうまくいっているかどうかについては,中のひととしては判断しかねるところがありますが(^^;).

 しかし,闇雲に「使え」「利用しろ」と頭ごなしに言ったところで,いきなり目的も無く図書館まで来るのは敷居が高い-みなさんには,この「敷居が高い」という言葉が通じないかもしれませんね.「敷居が高い」という言葉の意味がわかるひとは手を挙げてみてください.・・・・・・はい,ありがとう.さて,「敷居が高い」という言葉の意味がわからないときはどうするか? 今ではweb(インターネット)に種々の辞典・事典が無料で公開されていて(例えばコトバンクであるとか,Weblioであるとか),そのようなサービスにアクセスして検索窓に「敷居が高い」と打ち込んでEnterキー叩くなり「項目を検索」をクリックするなりすれば,恐らく言葉の意味がたちどころに表示されるでしょう.昔は,そうではありませんでした.

 この棚に並んでいるのが,図書館のひとが「参考図書」と呼ぶ,一群の書籍です.辞典,事典,便覧,白書,ハンドブックなどなど,呼び名は異なりますが,要するに「ある特定の内容に関する調べ物をするときに,最初の手がかりを求めて利用する書籍」のことです.ですから,漠然とした内容の調べ物や,学問と直接関係のない内容の調べ物には向いていません(^^;).後者の調べ物には,別の本が準備されています.この図書館にも,例えば市内のレストランや,国内の観光地について調べるための本はあるので,あとで確認してみてくださいねー.

 それはさておき,「敷居が高い」でしたね.この棚に並んでいる本の中から,「国語辞典」と呼ばれるものを1冊,取り出してみましょう.この青く分厚い本が,岩波書店という出版者から出ている『広辞苑』という,中型の国語辞典です.時々「国語辞典はどこですか?」と訊ねられて取り敢えず『広辞苑』を紹介すると怪訝な顔をするひとがいますが,本のタイトルに『広辞苑』と名づけられているのですね.この本では,言葉が五十音順に並べられていて,それぞれの言葉の意味が簡単にかつわかりやすく説明されています.ここには初版,第二版,第二版補訂版,第三版,第四版,第五版,そして最新の第六版と並んでいますが,最新の第六版を取り出してみましょう.

(中略)

 今は「敷居が高い」という言葉についての調べ物なので,ここで終わりますが,実際の調べ物,特に調査・研究と呼ばれる,専門的な知識を見つけ考えるための調べ物では,この参考図書を調べるのは,あくまでも調査・研究のスタートです.ここからスタートして,膨大な資料の山に分け入っていくことになるのですが,そのことについては,後日何かの機会に教わることがあるでしょう.

 ・・・・・・というわけで,『広辞苑』を使ったら元の棚に戻します.このとき,くれぐれも空いているからと別の棚に並べないこと! 図書館は誰もが利用できるところに特色の一つがあるので,次に『広辞苑』を使うひとがいるのです.一定の順番で並んでいるはずの本が並んでおらず,あるはずのところに『広辞苑』が見当たらなかったら,次に使うひとの「図書館を利用する機会」を奪うことになります.何も図書館の中のひとが順番に並んでいる本を見て「秩序だっているなあ」と喜ぶために,分類というものがあるわけではありません(^^;).図書館が開館している時ならば,誰がいつ来館しても図書館を使いこなせるように,分類というものが定められ,一定の順番で本が並べられることにより,その本を使いたいひとが簡単にその本まで辿りつけるようにしておく,それが図書館における「分類」の意味になります.そのことは,くれぐれも忘れないでください.

 以上,目的を持った図書館の利用について,簡単に説明してきました.もちろん,図書館は知識を司る空間ではありますが,その空間を目的も無く理由も無く散策することは大いに結構です.時間のあるとき,また,頭や心が疲れたときに図書館がやすらぎの空間として,みなさんに利用してもらえれば,実はそちらの方が密かにうれしかったりするのです.個人的には(^^;).これからの生活の中で,図書館がいろいろな意味で利用してもらえることを,そして図書館をみなさんが支えてくれることを願っています.

2010/02/03

個人サイト改装工事のお知らせ

 個人サイト[http://homepage2.nifty.com/jurosodoh/]は改装工事を実施します.そのため本日よりしばらくの間,閲覧できません.現在,本年4月までに再公開することを目指しております.
 あまり期待せずにお待ちください.

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