ショスタコーヴィチ/レニングラード
ショスタコーヴィチ/交響曲第7番ハ長調作品60「レニングラード」@ヘルベルト・ケーゲル/ライプツィヒ放送交響楽団(ヴェイトブリック:SSS0028-2)
1972年5月16日,ライプツィヒでのライヴ録音.
恐ろしく冴えた,ハイテンションな演奏であるにもかかわらず,どこか醒めた眼でテンションの高い指揮者を見ている指揮者自身がいることに多少の違和感を感じてしまう.それは恐らく,ケーゲルがこの作品にほとんど共感していないからじゃないかと思う.この作品の公的な出生譚を思い起こしてみても,ドイツ民主共和国のドイツ人指揮者が「共感」できる代物とは思えないわけで.
第1楽章の「ボレロ」風のところ,スネアとオケが微妙にずれているところが聴かれるのも一興(^^;).
« ショスタコーヴィチ/交響曲第15番 | トップページ | ショスタコーヴィチ/交響曲第14番 »
「今日のBGM」カテゴリの記事
- 「わかりやすさ」とは(2010.07.06)
- 玲瓏な(2010.07.04)
- アマデウスの影(2010.06.30)
- 心を音に載せるテクニック・・・・・・(2010.06.29)
- インテルメッツォ(2010.06.26)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント