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「貸出至上主義者」度チェックβ版

民間図書館らしい企画を生み続けた船橋北口図書館を助けて下さい!(岡直樹) - READYFOR?

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2009年10月4日 - 2009年10月10日の記事

2009/10/10

チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番

チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番変ロ短調作品23@ホルヘ・ボレット&シャルル・デュトワ/モントリオール交響楽団(ロンドン:POCL-9818)

 1987年5月の録音.
 録音当時,ボレット(1914-1990)は既に70歳を越えていたはずなのだが,年齢を感じさせないピアノである(^^;).安定したテクニックでじっくり弾き込んだ演奏.オケも付かず離れず,渡り合うというよりは寄り添っている,という風情のサポートが協奏曲を振るときのデュトワらしい.

2009/10/09

チャイコフスキー/交響曲第5番

チャイコフスキー/交響曲第5番ホ短調作品64@レオポルド・ストコフスキー/フィラデルフィア管絃楽団(TIM:203293-303)

 1934年12月11日の録音.
 映画「オーケストラの少女(One Hundred Men and a Girl)」(1937年)の冒頭を飾るのが,この交響曲の終楽章を振るストコフスキー(1882-1977).第二次大戦前は絶大な人気を誇った指揮者で,晩年に至るまで旺盛な実験精神と派手な私生活(^^;)で鳴らした.基本的には中庸を得たテンポ感覚と抜群の統率力で,どんな新作でも振ってのけた(あのアイヴズの交響曲第4番の初演者だ)が,古典に対してはいろいろと実験的なことをするひとで,アクセントの付け方や,声部の浮かび上がらせ方に,独特の嗅覚を持っていた.来日公演で振ったチャイコフスキーの交響曲第4番では,オケの配置を総とっかえしていて,コントラバスが全員山台の一番後ろにズラッと並んで演奏していたのを映像で見た記憶がある.

 さて,この第5番は白い炎が揺らめくような演奏で,一種独特の高揚感があるのだが,なんといっても終楽章の大胆なカットが凄まじい(^^;).第5番を何度か聴いたことのあるひとがこの録音を初めて聴いたら,終楽章のあちらこちらで迷ってしまうに違いない.ケンペンやロジンスキのカットとも箇所が違う.コーダの大フェルマータがバッサリ切られてしまっているのは,映画でもそうだったが,いったい何でまた(^^;)と,いつも思う.

2009/10/08

ブラームス/ピアノ協奏曲第2番

ブラームス/ピアノ協奏曲第2番変ロ長調作品83@ヴィルヘルム・バックハウス&カール・シューリヒト/ヴィーン・フィル(ロンドン:POCL-3341)

 1953年6月の録音.
 ブラームスの残した2曲のピアノ協奏曲はどちらもつまらなくて,長いこと聴いていなかった.このCDもかれこれ10年はプレーヤーにかけていない.しばらく振りでプレーヤーにかけて(現在のプレーヤーで聴くのは初めてだ),CDが聴ける状態にあることをまずは喜ぶ(^^;).
 そもそもこのCDは,シューリヒトがブラームスを振っているから購入したようなもの.冒頭のホルンの夢幻を誘う柔らかな響きからもう,最良のシューリヒトである.交響曲以上に柔と剛のバランスを上手く捌かなければならないこの作品において,素晴らしいバランスでオケをコントロールし,バックハウスをサポートしている.「獅子王」バックハウスがまた,柔な箇所でも十全の手さばきで音楽を奏でていく.細かいニュアンスが多少聴き取りにくいところはあるが,立派な演奏である.

 しかし,何でこんなに長いの,この曲は(^^;).

2009/10/07

ラフマニノフ/交響曲第2番

ラフマニノフ/交響曲第2番ホ短調作品27@パウル・クレツキ/スイス・ロマンド管絃楽団(デッカ:470 6752)

 1967年8月の録音.
 どちらかと言うと玄人好みの名指揮者クレツキの名演.以前にも一度,取り上げた記憶があるけど,この録音は掘り出し物です.この録音を聴いた後では,ゲルギエフの録音(フィリップス)など投げ捨てても惜しくないと思いますよ(^^;).表情付けのくっきりした,エネルギッシュで振幅の激しいドラマティックな演奏なので,「斜陽貴族の白昼夢」みたいなのを期待すると裏切られるかもしれませんが,これほど激しく畳み掛けるようなこの作品の演奏もあまりないのではないかしらん?

2009/10/06

ベートーヴェン/交響曲第7番

ベートーヴェン/交響曲第7番イ長調作品92@ポール・パレー/デトロイト交響楽団(マーキュリー/タワーレコード:PROA-287/288)

 1953年2月13日-20日の録音.
 これは何ともへんてこりんな印象を与える演奏で(^^;).音符を短めに切っていくためか,電子ピアノかエレクトーンで演奏したんじゃあるまいな,という疑いを覚えるほど.残響も余韻も乏しいベートーヴェンで,なるほどあのシューマンの演奏はこれだから成功したのか,とは思うが,ベートーヴェンにはちと向いてない.

マーラー/交響曲第6番

マーラー/交響曲第6番イ短調@ハンス・ツェンダー/ザールブリュッケン放送交響楽団(cpo:999 477-2)

 1973年4月4日-7日の録音.
 ツェンダー(1936-)の還暦記念でcpoからドッと出たCDの1枚だったんじゃなかったかしらん? ツェンダーは,1980年代にNHK-FMを聴いていたひとには現代音楽の解釈に秀でた指揮者としておなじみだった.僕はFMにて尹伊桑の作品をツェンダーの指揮で聞いた記憶がある.また自ら現代音楽の作曲家でもあるが,何でも仏教や日本文化に傾倒しているそうで,作品にはフルートと絃楽のための「5つの俳句」なんてのもある(聴いたことはない).

 で,この演奏はテンポが速めのあっさり系.第1楽章の繰り返しが省略されているのもあって,全体で70分弱という演奏時間でかけぬける.ドラマティックな雰囲気に欠けているわけでも無いが,「なんとなく悲劇的」な雰囲気の演奏じゃないかしらん?

2009/10/05

はじめより憂鬱なる時代に生きたりしかば然かも感ぜずといふ人のわれよりも若き

 先日,教え子が僕を訪ねて来ましたですよ.彼女はダメ講師(僕のこと)の教え子とは思えない優秀なひと.昨今の斯様な情勢下ですから,とある指定管理者だか委託だかの会社が入っている公共図書館にて,その業者の契約社員という立場で勤務しています.僕には時々「専門家としての意見」をお尋ねになります.大概の場合,webで語り尽くされてもなお,一定の同意が得られないような話題に関する質問なので,僕の回答も両論併記の中途半端なものになりがちなのですが,まあそれはさておき.

 彼女,何はともあれ「現在」図書館に勤務していることで何か得るところがあったと見えて,学生時代よりも生き生きしているし,実によくしゃべる(^^;).で,その中に現在新築中の某公共図書館の話が出て来てね.詳細は略しますが,その話を聞いていてちと思うところがありましたよ.

 もう彼女らの世代には,図書館の経営方式が直営も委託も指定管理者も関係ないんだなあ,と.30代以上の図書館勤務者なら持っていそうな指定管理や委託への屈託が全然,感じられないんですよ.僕でも,正規採用の道がほとんど準備してあげられないことへの忸怩たる思いは今も持ち続けているわけですが(雇用,というか労働問題として捉えたときに),最初から委託や指定管理への就職の道が正規採用よりも大きな道を通じている状況下では,そんな屈託を持つ必要が無いのでしょう.誤解を恐れずに言えば,僕などが考えているよりもたくましく,したたかにこの世界で生き延びようとしているんだなあ,と.

 たぶん,図問研や日図研に近しいヒトならば彼女のような行き方を見て,このエントリーのタイトルに掲げた土岐善麿の歌「はじめより憂鬱なる時代に生きたりしかば然かも感ぜずといふ人のわれよりも若き」を思い浮かべて憮然とした顔をするのかもしれません.権力に飼い慣らされた,とか,無知だお前が教えるべきだ,とかキツイお叱りを蒙りそうですが(^^;),それでは方々がこれまで主導してきた『市民の図書館』を正典とする貸出至上主義が,公共図書館における現在の惨状をもたらす原因の一端だという認識はお持ちなんでしょうか,と反問してみたいですの.

 呪詛はさておき.これからしばらくは『シュリンキング・ニッポン』よろしく縮小均衡を強いられる状況が続くわけで,その下でひとり図書館業界が膨張主義(予算増,人員増,常勤雇用等)を掲げて突っ張れる,と判断できるほうがどうかしていると思わざるを得ないですね.むしろ,これまで積み上げてきた成果(貸出至上主義がもたらした結果を「成果」と呼ぶのが相応しいかどうか,たぶんに疑問が残りますが)を梃子に,現下の縮小均衡な状況にてどこまで下がればいいのかわからない後退戦を,上手に軟着陸させるだけのしんがりを務めるにはどうすればいいのか,を現在業界団体で主たる長を勤めている団塊の世代あるいはポスト団塊の図書館業界人には考えてもらわないと,早晩業界自体が立ち行かなくなるのじゃないかと思うのです.

 「潰してしまえ!」と叫ぶのは簡単だし,僕もそう思っていた時期がありますが(^^;),現状では潰すために必要なエネルギーさえ乏しくなっている,荒涼とした風景の中で野垂れ死にするしかない状態なんじゃないかと>>業界団体.それだったら,憂鬱を新たな推進力を換えるためにも,したたかでたくましく生き延びようとしているひとたちの意見を取り入れるだけの度量が業界団体には求められているんじゃないでしょうか.


2009/10/04

シューベルト/交響曲D944

シューベルト/交響曲ハ長調(第9番)D944@オットー・クレンペラー/フィルハーモニア管絃楽団(EMI:7 63854 2)

 1960年11月の録音.
 不思議なことにこの演奏,どうにも居心地が悪い.全曲を聴き終わった後で,何やら巨大な謎を放り出されたような聴後感が残るのだ.全体はすこぶる充実した演奏で,第2楽章など超弩級の説得力を以って迫ってくるのに,何故か終楽章が聴き終わったあと「ああ,よかった」という感じにならない.終わったようで実は終わってない,そんな思いにかられる.それがどこから来るものなのか,この交響曲の奥は深い(sigh).

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