ショスタコーヴィチ/ジャズ組曲第2番
ショスタコーヴィチ/ジャズ組曲第2番(プロムナード・オーケストラのための)@リッカルド・シャイー/アムステルダム・コンセルトヘボウ管絃楽団(ロンドン:POCL-5255)
1990年2月12日の録音.
曲名に「ジャズ」と銘打たれて入るが,1938年の作曲にしてはグレン・ミラーはおろかダリウス・ミヨーの「世界の創造」(1923年作曲)ほどのジャズの香りもないという(^^;).むしろショスタコーヴィチが初期に書いたバレエ音楽や劇伴に同じく洒落た雰囲気が濃厚な音楽に仕上がっている.モダニズムと皮肉っぽい部分が抑えられている分,ウィンナ・ワルツやカバレフスキーの「道化師」に限りなく近い響きではあるが.
こーゆう作品を振らせたときのシャイーは,なかなか上手い.聴かせ上手,と言うべきか(^^;).
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