みなさまご存知の通り「本屋大賞」というものがありましてね.「全国書店員が選んだ いちばん売りたい本!」というのがキャッチフレーズ.それに対して2007年に【図書館大賞 - 一本足の蛸】
本屋大賞があるのだから、図書館大賞というのもあっておかしくはないと思うのだが、今のところそういうのはないようだ。
誰か作りませんか?
という呼び掛けがあったんですね.そこで,とある団体に伝手のある方に「図書館大賞できませんか?」と密かに尋ねたことはあったんですよ.悪い返事じゃなかったような記憶はあるのですが,僕がグズグズしているうちに窓口になっていた方が故あって転職してしまい,その件はそれっきりにしてしまいました.
で,先日の「スカート(仮題)」に関する覚書: 愚智提衡而立治之至也をいろいろ煮込んでいるうちに,そういえばと思い出して,やっぱりやろうよ「図書館大賞」と思ったところです.「スカート(仮題)」だけの主催ではナニですから,あの団体もしくはあの団体が主催してくれるとウレシイなあ,と思いつつ試案を出してみます.
「図書館大賞」ではなく「図書館員大賞」にしたいのは,「図書館」という組織を離れて図書館員がどれだけ自立/自律できるかの試金石みたいなものです(^^;).求められる/試されるのは,巷の図書館員の知性と教養と情報感度.
「本屋大賞」は文芸作品が取り上げられるので,「図書館員大賞」は敢えてそこを対象から外しましょう.さらに児童文学・絵本も外したい.得意な人がいるのは承知の上で,既存の図書館系団体があるものはそちらにお任せすりゃいいんです.そうなると,やはり哲学とか社会学とか経済学とか自然科学とかになるんですかね.
キャッチフレーズは
「全国の図書館員が選んだ 今いちばん読んで欲しい本」(ただし文学を除く)
なんでしょうか(^^;)? その年に発行された書籍だけを対象にしたのではつまらないわけでして(だって図書館員だしー),やはり古今東西の膨大な書籍の中から,その年にふさわしい書籍を選び出す,という賞にしたいものです.15年前に発行され品切れになっていた書籍が「図書館員大賞」をもらって増刷されるとかね(^^;).もちろん投票には2000字の書評付きですよ.
続くかも.
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