ベートーヴェン/交響曲第9番
ベートーヴェン/交響曲第9番ニ短調作品125@エーリヒ・クライバー/ヴィーン・フィル(デッカ:425 955-2)
1952年6月の録音.
バス独唱はルートヴィヒ・ヴェーバー.威風堂々と見せかけて,実は小技が効いている(^^;)演奏のような気がする.終楽章の冒頭以外では,オーケストレーションもあまり手を入れてないようだし.
前3楽章は素晴らしい演奏なのだが,終楽章が少々せせこましく,スケール感が足りないのが,とにもかくにも惜しい.それこそ押し出し満点でやればよかったのに,考えすぎたのか,あちこちテンポやバランスを動かしすぎて,いたづらにスケールが小さくなってしまったのが何とも残念.
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