ベートーヴェン/交響曲第9番
ベートーヴェン/交響曲第9番ニ長調作品125@イゴール・マルケヴィチ/ラムルー管絃楽団(フィリップス:PHCP-20411)
1961年の録音.
バス独唱はハインツ・レーフュス(Heinz Rehfuss).何でもマルケヴィチはこの録音を含むベートーヴェン全集を製作している最中にオケと決裂してしまい,この全集録音は途中で打ち切られてしまったとか.この演奏でも,テンポは中庸を保っているが音響はエッジが効いており,ビシッと打たれるアクセントが効果的.曖昧なところのない,引き締まったアンサンブルを聴かせる.ところどころマルケヴィチがオーケストレーションに手を入れているようで,一般的な解釈では聴くことの出来ない響きが聴けるのも興味ぶかい.
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