ベートーヴェン/交響曲第9番
ベートーヴェン/交響曲第9番ニ短調作品125@オットー・クレンペラー/フィルハーモニア管絃楽団(テスタメント:SBT 1177)
1957年11月15日,ロイヤル・フェスティヴァル・ホールでのライヴ録音.
バス独唱はハンス・ホッター.かの大プロデューサー,ウォルター・レッグがクレンペラーの第9のためにわざわざバイロイトの合唱指揮者ヴィルヘルム・ピッツを呼び寄せて鍛錬したフィルハーモニア合唱団のお披露目演奏会(正確には,その2日目)のライヴときどき観客の咳払いが入ることはあるが,オケに事故はほとんどなく,ライヴとは思えないアンサンブルの完成度である上に,ライヴならではの白熱した雰囲気がたっぷり詰まっている,稀代の名演奏である.この第9に感動できない輩は,お願いだから音楽について語るのは止めて欲しい,と筆が滑りそうになる(^^;).実際滑らせているわけだが,それだけの迫力と確信に満ちている,素晴らしいベートーヴェンである.
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