ベートーヴェン/交響曲第9番
ベートーヴェン/交響曲第9番ニ短調作品125@ヘルマン・シェルヘン/ヴィーン国立歌劇場管絃楽団(ウェストミンスター:MVCW-18026)
1953年7月の録音.
バス独唱はリヒャルト・シュタンデン.晩年のライヴでは狂気なんだか何なんだか,随分とアヴァンギャルドな(^^;)演奏を繰り広げているが,こちらでは至極真っ当.それも,そこかしこでアヤシゲな音を出している,ヴィーン・フィルの出がらしと思しきペラペラのオケと,どう聴いても三流以下の合唱団を何とか聴かせるアンサンブルに仕立て上げている.そんなオケを相手に,とにもかくにも練り上げて「大人の音楽」を組み上げている,その手腕は並大抵のものではないな.
おそらく,シェルヘンは「そーゆうこと」が好きだったに違いないのだが(^^;).
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