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2009/10/23

報告用のメモを公開しますよ

 10月23日に某所でパスファインダーに関する報告をやりました.そのためのメモを,後日自分でもwebで活用したいので,blogに起こしておきますね.

 ・・・・・・(前略).
 さて,今日は「Web上での展開に適したパスファインダーの作成と,その効果」という題目でお話をさせていただきます.作成については別途書いた論文がありまして,今日配布しましたレジュメにも「参考文献」として載せておきましたが,詳しくはそちらを見ていただくことにして,本日はその梗概をお話します.

 まず「パスファインダー」について,最初に説明します.パスファインダーという言葉をご存知の方,どれだけいらっしゃるでしょうか? 挙手願います・・・・・・.(中略).

 さて,それでは実際にweb上で展開しているパスファインダーの実例を幾つか,ご紹介します.まずはこちら,愛知淑徳大学図書館websiteのパスファインダーのページです.ご存知の方もいらっしゃると思いますが,愛知淑徳大学図書館は早くからパスファインダーの作成と展開に力を注いできた,先駆的な図書館であり,大変に充実したパスファインダーをweb上でも公開しています.
 大学図書館が作成しているパスファインダーは,他にも多くのところで,web上にて公開しています.私立大学図書館協会東地区部会の企画広報研究分科会というところで作成している「パスファインダーバンク」というページが収集しているので興味のある方はご参照いただきたいのですが,残念ながら今年度は休会ということで更新されていないようです.

 次に,成田市立図書館websiteの電子情報ページです.こちらは「パスファインダー」とは銘打ってませんが,極めて近い形式と内容のページです.内容も濃い.
 せっかくですので,福島県立図書館が展開しているパスファインダー「本の森への道しるべ」もご紹介します.いま映しているページは「福島県に関すること」の一覧ページです.
 公共図書館が作成しているパスファインダーは,国立国会図書館が作成している「公共図書館パスファインダー リンク集」が収集しています.

 実際にweb上で展開しているパスファインダー,近接する形式のサイトも含めてご紹介しましたが,実はいささか不満があるのですね.これが,自分のところでは別形式の「パスファインダー」を作ろうと思った最大の動機(^^;)なのですが,つまり,いずれのパスファインダーも紙で作成してきた形式をほぼそのまま転用してwebに上げているのです.僕がいま,言いたいことがすごくわかりやすいのでもう一度お見せしますが,福島県立図書館のもの,PDFファイルでパスファインダーをwebに上げている(^^;).県立図書館のものはweb資源ではなく,あくまで図書館で所蔵している資源を紹介するのが目的ですから,印刷されてナンボというのは重々承知ですが,webの特性を生かしているか,という視点から見直すと,もう少し違うやり方があるんじゃないかなあ,とも考えられます.

 あれこれいろいろ考えて,webでは「ソーシャルブックマーク」と呼ばれる仕組みが使われていることに気がつきました.これを使ってパスファインダーを構築することができるんじゃないかと.これならweb上で(webが使える環境があればどこからでもアクセスして)作成できるし,ソーシャルブックマークを使ってる利用者なら込み入った説明は不要だし,ソーシャルブックマークを構築できるオープンソースが利用できれば自館サーバで作成できるし(見知らぬ他者によって荒らされるのは避けたい),ゆくゆくは何らかの形によるグループでの継続作成も可能だろうし,と考え合わせて,これは是非実現させようと.

 「ソーシャルブックマーク」について,あらためて説明します.今日ご参加の皆様の中でSBMを使ったことのある方は・・・・・・.(中略).この仕組みの中で「タグクラウド」という視覚上の効果があります.今日配布しましたレジュメにも概略を記しておきましたが,(中略).この「タグ」を利用して,webと紙媒体とに関わらず,資源を主題別に登録してパスファインダーとして構築する,というのが,今回私が計画した内容です.
 なお「オープンソース」とは(中略).

 そこから,自館サーバに実装するまでには紆余曲折がありましたが,何とか2008年10月に「試験運用」と称して公開にこぎつけました.実装に至るまでには,様々な有形無形の応援があったことは,いくら強調しても強調しすぎ,という感じにはなりません(^^;).

 ちょっとレジュメと内容が前後しますが,最近は月に1回程度のペースで,新しいコンテンツを追加しています.先日も,新しく「認定子ども園」のサイトをタグ「保育」の参考図書として追加したところです.新しいタグ(主題)はどうでしょう,追加できるときと滞るときの落差が激しいので,追加のペースについては何とも.

 で,パスファインダーの効果ですが,図書館の専門家の間には,一定の評価を頂いたと受け止めています.何しろ,こうして不肖私が「短期大学図書館研究」に論文を発表し,今日皆様の前でお話できるのも,このパスファインダーのおかげ(^^;)と心得ております.また,実は個人blogでパスファインダーができるまでの紆余曲折をかいつまんで報告してまして,そのおかげで新たな人脈というか「つながり」ができたことも,個人的には大きかったですね.
 いくつか,新しい事例も出てきました.その中から,今日は茨城県結城市にある,ゆうき図書館のパスファインダーを紹介します.こちらは先程例に取り上げた「はてなブックマーク」を利用したものです.ゆうき図書館は他にも,いろいろ先進的な活動をされておられると仄聞してます.

 それから,今回採用したPliggですが,評価のためのvote(投票)機能が付いていまして.これは当初の構想に無かった機能なので特に活用を考えていなかったのですが,気がつくと利用する方によって評価がされている(^^;).これはうれしい誤算といえます.

 残念ながら学外で起こした評判ほど,学内では話題になりませんでした(^^;).こんなことを言うと叱られそうですが,ひとつにはこのパスファインダーを評価できるほどのネット・リテラシーが教員・学生に充分浸透していないためだろうと.そして,やはり私も含めた図書館の,学内に対する広報力の不足が問題なんだろうと考えています.利用法も含めた学内への周知が急がれるところです.

 最後に,パスファインダーのこれからの展開について,です.このパスファインダーを「私の仕事」として終わらせることなく,担当が替わったら更新が停止することの無いようにする必要があるのですが,正直見通しは立ってません(^^;).レジュメには「将来はグループ(他の館員,関係者など)によるコンテンツ構築の分担を」「単独館によるパスファインダー構築から集合知の活用へ」と大きなことを書いていますが,組織的に小回りが利く分,どうしても仕事が個人のリテラシーにおんぶにだっこした形になりがちです.出来れば大学の枠組みを越えたところで整備できれば,それに越したことはないのですが・・・・・・.

 今日はご静聴,ありがとうございましたm(_ _)m

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コメント

実は相変わらずのプレゼン下手で,このメモの通りには報告できなかったのでしたorz 例えば,実際に会場で確認したのは「パスファインダー」についてではなく,「ソーシャルブックマーク」の利用についてだったり,などなど.業界人相手の報告でしたが,誰も挙手しなかったですよ.いまどき,どこのサービスであれ,SBMを実際に使ってるひとが皆無だったのには,実のところ腹の中では呆れ帰りました(^^;).

で,挙句には「わかりづらい発表」だったと衆人の中で酷評されてね.ああ,これが「文化の違い」という奴か,と.僕の報告を酷評したのは自称「30年のサラリーマン稼業では標準化ということが重要だった」と他の講師の講演について質問していたひとでしたが,そもそもそーゆう相手に話をする,という情報がこちらにも欠落していたと(^^;).言うなれば事前調査の不行き届きではあったのですが,これほど地方の公共図書館業界が旧態依然の世界に安住しているとは思わなかった.

もっとも,わからない世界の話だからと「CMSが」「オープンソースが」という話をゼロからやってしまったのは,こちらの戦術ミスであったことは素直に認める(^^;).行事の担当者の方に「難しい話ではなく」といわれた,「難しい話」の方向を勘違いしていた,とも言える.

今回,僕に求められていた話は,「地方の小さな公共図書館もインターネットを上手に活用できる人材を確保できなければ壊滅しますよ」という話だったのかもしれません.ARGカフェのような「わかるひと」を対象にした際と同じ方向で攻め立てようとしたのが間違いだったかも.

とにかく,まずは自分のプレゼン下手の早急な改善と,事前の観客層のリサーチが必要不可欠,と思った1日でした.

こんにちは。地方公共図書館の分館で働く、hatekupoと申します。
このたびは、実にご愁傷様としか言いようがありません。
小生昔学校図書館で働いた折、「パスファインダー」(といっても紙ベースですが)を作成してイロイロやったこともあるわけで、今回
「Web上での展開に適したパスファインダーの作成と,その効果」をブログ上で拝見し、活用の進歩に感銘しました。できることなら、自分もその会に参加して、質問なりしてみたかったですね。
で、余計なようですが
「パスファインダー」知っている人、案外少ないですよ。自分も前に学校図書館の集会で「パスファインダーの効用」を発言しましたが、説明するだけで時間かかりましたからねぇ
それから、ベテランの業界人、新しいモノ、自分の知らないコトにはやたら否定的な態度で臨んできますからねぇ…
このあたり、業界全体謙虚さと先取の精神を持たないといけませんねぇ。
とにかく業界人はコミュニケーション下手ですから。
以下は私の経験です
http://d.hatena.ne.jp/hatekupo/20091007/1255015054

なにはともあれ、お疲れさまでした。くれぐれもご自愛を。次は直接お話をきかせていただく機会があればと思います

>>不良司書hatekupo さん

コメントありがとうございました.wackunnpapa=G.C.W.です.

「パスファインダー」知ってる人が少ないのは知らないわけでもなく,数か月前に某県の大学図書館が集まる会合の事前の照合に持ち出したところ,わざわざ僕の所に電話して内容の確認をとった図書館があった,という経験をしたことがあります.大学図書館でも地方に来ると信じ難いほど知られていないのが,確かに現状なんですよねえ.しかも,こうして作成しているパスファインダーは,外部の利用と評価の方が非常に高いときた(^^;).こちとら,別にこれで名を上げようとか,そんな野心があるわけも無く(僕の本線はwebや電算機ではないので),頼まれればお話しますよ,ということだったのですが,とんだ晒し上げにあいましたorz

ただ,プレゼンは本当に下手なので(3人5人相手なら何とかなりますが,20人越えたらいささか厳しい),これからもっと精進して連中を見返してやらなきゃ,と思ってます(^^;).

何はともあれ,いろいろありがとうございました.何かの機会にお会いできれば幸いです.よろしくお願いしますm(_ _)m

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