ブルックナー/交響曲第5番
ブルックナー/交響曲第5番変ロ長調@スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ/ザールブリュッケン放送交響楽団(アルテ・ノヴァ:BVCC-6052)
1996年5月31日-6月3日の録音.
いったいスクロヴァチェフスキのブルックナーはある種の軽みが身上ではあるのだけど,さすがに第5番ではその軽みが裏目に出る.何しろ第5番はあるひと曰く「対位法の大伽藍」であるので,ミスターSのように,すべての声部に均等に意味を振り分けていくと,この曲はさっぱり面白くなくなってしまう(^^;).そこが大バッハとブルックナーの違うところで,バッハならすべての声部を均等に扱ったほうが効果があるわけだけど,ブルックナーはそうではないように聴こえる.
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