マーラー/交響曲第6番
マーラー/交響曲第6番イ短調@ハンス・ツェンダー/ザールブリュッケン放送交響楽団(cpo:999 477-2)
1973年4月4日-7日の録音.
ツェンダー(1936-)の還暦記念でcpoからドッと出たCDの1枚だったんじゃなかったかしらん? ツェンダーは,1980年代にNHK-FMを聴いていたひとには現代音楽の解釈に秀でた指揮者としておなじみだった.僕はFMにて尹伊桑の作品をツェンダーの指揮で聞いた記憶がある.また自ら現代音楽の作曲家でもあるが,何でも仏教や日本文化に傾倒しているそうで,作品にはフルートと絃楽のための「5つの俳句」なんてのもある(聴いたことはない).
で,この演奏はテンポが速めのあっさり系.第1楽章の繰り返しが省略されているのもあって,全体で70分弱という演奏時間でかけぬける.ドラマティックな雰囲気に欠けているわけでも無いが,「なんとなく悲劇的」な雰囲気の演奏じゃないかしらん?
« はじめより憂鬱なる時代に生きたりしかば然かも感ぜずといふ人のわれよりも若き | トップページ | ベートーヴェン/交響曲第7番 »
「今日のBGM」カテゴリの記事
- 「わかりやすさ」とは(2010.07.06)
- 玲瓏な(2010.07.04)
- アマデウスの影(2010.06.30)
- 心を音に載せるテクニック・・・・・・(2010.06.29)
- インテルメッツォ(2010.06.26)
この記事へのコメントは終了しました。
« はじめより憂鬱なる時代に生きたりしかば然かも感ぜずといふ人のわれよりも若き | トップページ | ベートーヴェン/交響曲第7番 »
コメント