ラフマニノフ/前奏曲作品3の2
ラフマニノフ/前奏曲嬰ハ短調作品3の2@ヴラディミール・アシュケナージ(デッカ:443 841-2)
1974年-75年の録音.
ラフマニノフの「鐘」と言うから,最初は合唱交響曲作品35(エドガー・アラン・ポーのテキストのロシア語訳による)のことかと思った僕は,やっぱりクラヲタですかそうですか(^^;).
ラフマニノフも前奏曲を24曲作曲したが,ショパンのように24曲をひと組にしたわけではなく,作品3の2,作品23の10曲,作品32の13曲で計24曲という按配.最初に書いたこの曲が最も知られているようで,ラフマニノフの作品中でも1,2を争う有名作品であるらしい.いかにもラフマニノフらしい,狭い音階の中でメロディラインが成立し,分厚い和声がわんわん鳴らされる,という音楽である.
ともすると蒸留水のような音楽をやりがちなアシュケナージが,この録音ではここぞとばかりゴンゴン弾き鳴らしている(^^;).
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