リヒャルト・シュトラウス/アルプス交響曲
リヒャルト・シュトラウス/アルプス交響曲作品64@デイヴィッド・ジンマン/チューリヒ・トーンハレ管絃楽団(アルテ・ノヴァ:74321 98495 2-4)
2002年2月11日-13日の録音.
オーケストラに加えて,風の音を模すウィンド・マシーンなる機械まで動員しての,音によるアルプス登山一大絵巻である.案外,何処かで聴いたような動機がそこここに散りばめられていて,夜明けの描写がチャイコフスキーの「悲愴」だったり,ウルトラセブンの動機(違います)が景気よく吹き鳴らされたり,と描かれている内容と関係ないところでも楽しめるように出来ているところが,シュトラウスの職人芸というヤツです.
演奏は,正直僕はカラヤン盤(DG)以外の演奏は誰のものを聴いても物足りないので,このあまり過剰に演出しない,あっさり目の演奏も悪くは無いのだが,という程度.
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