リヒャルト・シュトラウス/英雄の生涯
リヒャルト・シュトラウス/交響詩「英雄の生涯」作品40@カール・ベーム/シュターツカペレ・ドレスデン/(DG:POCG-2961/2962)
1957年2月の録音.
残念ながらモノラル録音だが,絶好調時のベームをよく伝える好演.いったいベームのシュトラウスは例の「ツァラトゥストラ」でもそうなのだが,かなり辛口の色気もそっけもない豪気な解釈で,あるところでは「アンチ・シュトラウスのための演奏」とまで褒められている(?)ものだが,ここでも多聞に漏れない(^^;).曲が曲なので,それなりのシナとかうねりとか無いわけじゃないけど,やっぱりどこか醒めている.ここは,色気無しの解釈にも充分耐えてしまうシュトラウスの音楽の骨格の強さの方を聴くべきか.
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