オネゲル/交響曲第2番
オネゲル/交響曲第2番@エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管絃楽団(デッカ:UCCD-3015)
1961年6月の録音.
今日に至るまでミュンシュの録音を聴く機会に恵まれないので,やはりこのアンセルメの録音が僕にとっては規範になっているかと.高校生の頃から,25年くらいつきあっているし.それだけではなく,この録音ではオネゲルの音楽も,アンセルメの演奏も,何というか切迫感が他の指揮者の録音とは比較にならないほど,異様な雰囲気でこちらに迫ってくるのだよね.終楽章など,居住まいを正さずには,いられなくなる緊張感が漂っている.だから最後のトランペットの高らかな吹奏が,痛ましくも実感を伴って感じられるのだろう.
希望は,今でもどこかにあるのだろうか?
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