ヴェーベルン/カンタータ第2番
ヴェーベルン/カンタータ第2番作品31@ピエール・ブーレーズ/ロンドン交響楽団(ソニー:SM3K 45845)
1969年5月28日の録音.
ヴェーベルン(1883-1945)の最後の番号付き作品.15分ほどの作品だが,これでもヴェーベルンの作品としては演奏時間が長いほうである.ひとつの音にマーラーの交響曲の1楽章ほどの意味を込めている,と言われたほど極端に身振りの少ない音楽がヴェーベルンの身上だが,晩年の作品は単純化と規模の拡大がすすんでいたらしい.もっとも「単純化」というのは技法上の話で,作品を聴いても単純とは思えないのが,まるでレーガーと同じ(^^;).最後まで感情を排した音楽以外の何者でもない「音楽」である.
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