W.A.モーツァルト/交響曲第29番
W.A.モーツァルト/交響曲イ長調K.201(第29番)@オットー・クレンペラー/ニュー・フィルハーモニア管絃楽団(EMI:3 45815 2)
1965年9月21日の録音.
ベートーヴェンやマーラーなどで見せるのとは,別の顔を見せるクレンペラー(1885-1973)である.何と言うか,音楽が実に幸せな響きに満ちている.「アマデウスだからだろ!」と言われればそれまでだが(^^;),どっこい「ふんわり」はしていないところがミソ.ベートーヴェンの演奏と同様の剛直な音作りなのだが,それが何故か明るい雰囲気に仕上がっているのだ.フモールな木管の響きといい,懐かしささえ漂わせる,あたたかな音楽である.
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