シベリウス/交響曲第2番
シベリウス/交響曲第2番ニ長調作品43@ロベルト・カヤヌス/交響楽団(EMI/フィンランディア:FACD 81234)
1930年5月録音.
カヤヌス(1856-1933)は,シベリウス(1865-1957)の作品受容にあづかって力のあった指揮者である.この録音は,1930年から1933年にかけてカヤヌスがシベリウスの作品を録音した中での1枚で,音はこの頃の復刻の平均値程度の音.全曲を通して38分あまりと,ポール・パレーと同じくらいテンポが速いのが特徴で,細かいニュアンスよりも全体の雰囲気を大づかみに鳴らす,といった感じである.残念ながらオケの技量がいまひとつで,このテンポについていけないのか,ところどころアンサンブルが崩壊しかかっているのが何とも.
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