ブラームス/セレナード第2番
ブラームス/セレナード第2番イ長調作品16@イシュトヴァン・ケルテス/ロンドン交響楽団(デッカ:UCCD-9251)
1967年10月の録音.
ブラームス20代の作品で,ヴァイオリンを含まない2管編成のオケによる5楽章の音楽である.同時期のセレナード第1番に比べ,いささか渋いところがあって後年の作風を予感させないでもないが,ちっともアレグロに聴こえない第1楽章など,伸びやかで甘い陽光がさんさんと降り注ぐような雰囲気を醸し出している.ケルテスの指揮も,そんな若書きの美点を余すことなく引き出している好演.
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