マーラー/交響曲第7番
マーラー/交響曲第7番ホ短調@サイモン・ラトル/バーミンガム市交響楽団(EMI:7 54344 2)
1991年6月21日と22日の録音.
最近は購入したCDがことごとくハズレで,もう買わないと決めているラトル(1955-)だが,この頃はさすがに颯爽とした指揮ぶり.さして高性能とも思えないオケを存分にドライヴし,整然と練り合わされたアンサンブルに光彩陸離たる音楽を載せることに成功している.この,統一感に欠ける交響曲の,終楽章に至るまでの道程に,とにもかくにも説得力を持たせてしまっているのだから,当時は本当に才気に溢れていたんだな,と,このところのガッカリ感を慰めたところ.
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コメント
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バーミンガムの頃のラトルはよろしゅうございましたねえ……
ワタシの好きな指揮者はみんなBPOに行ってダメになっちゃうのよね……
ラトルは2000年にWPOのプライベート・レーベルから出したマウトハウゼン収容所追悼演奏会の第九が良いです。何故BPOだとダメなんだああ~!
投稿: ふみお | 2009/05/28 22:58