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ココログ


ほし2

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2009年5月の記事

2009/05/31

ブラームス/交響曲第1番

ブラームス/交響曲第1番ハ短調作品68@クラウス・テンシュテット/ロンドン・フィル(EMI:TOCE-9683)

 1983年9月の録音.
 何と言っても,大健闘のLPOが,それでもテンシュテットの指揮に応え切れていないのが,どうにも惜しい録音.ホントにショルティとハイティンクの薫陶を受けたオケかいな(もっとも,ハイティンクと録音したショスタコーヴィチでも,LPOには欲求不満を感じたものだったが),と思わないでもない.

2009/05/30

W.A.モーツァルト/交響曲第41番

W.A.モーツァルト/交響曲ハ長調K.551(第41番)@レナード・バーンスタイン/ヴィーン・フィル(DG:POCG-9587)

 1984年1月の録音.
 こーゆう,ゆったりめの大柄なモーツァルトは,最近ではあまりお目にかかれなくなってしまったような.みんな古楽派のとんがった音と雰囲気のアマデウスか,ベームの縮小再生産みたいな四角四面のモーツァルトで,バーンスタインやジュリーニやヨッフムのような暖色系で柄の大きい演奏はどこかに消えてしまったかのようだ.まあ,この手の演奏がそのうち復権することもあるだろう,と首を長くして待ってみるか(^^;).

ARGライトニングトークで話をします

 既にご存知の方もいらっしゃるかと思いますがお知らせ.

2009-05-26(Tue): ライトニングトーク登壇者さらに2名確定-和知剛さん、熊谷慎一郎さん - ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) - ブログ版
http://d.hatena.ne.jp/arg/20090529/1243577486

にて既報の通り,6月20日に仙台にて,例のパスファインダーの話をします.岡本さんにご紹介いただいておりますが,ARGに今回お話しする内容を,実はほとんど(?)書きました.ここからどの程度,枝葉が茂って花が咲きますか.

[ARG-376] [まぐまぐ!]
http://archive.mag2.com/0000005669/20090526080435000.html

一昨年来,blogで騒いだ(^^;)経過は国宮さんが手際よくまとめてくれているので助かりますm(_ _)m

「SBMによるパスファインダー」計画まとめ - 図書館情報学を学ぶ
http://d.hatena.ne.jp/kunimiya/20080217/p2

また,活字媒体には下記の報告も載せていただいておりますので,よろしければご参照くださいませ.

「ソーシャルブックマーク(SBM)の機能を応用したパスファインダーの作成-webでの展開に適したパスファインダー作成の試み」(特集 図書館利用教育) 短期大学図書館研究(28)、pp.1-5、2008、私立短期大学図書館協議会

ご参集の皆様に一方的に話して終わり,というよりは座談の延長で和気藹々と手厳しく(^^;)突っ込んでいただきたく,お手柔らかにお願いいたします.

2009/05/29

シューマン/交響的練習曲

シューマン/交響的練習曲作品13@エリー・ナイ(コロッセウム:COL 9025-12.2)

 1962年の録音.
 第二次大戦前のドイツで「ベートーヴェン弾き」として一世を風靡したピアニスト,エリー・ナイ(1882-1968)が晩年に残した一連の録音から,シューマンのピアノ曲でも難曲のひとつ「交響的練習曲」である.シューマンが初版の出版の際に省いた5つの変奏曲は,最後にまとめて演奏されている.
 御年80歳になんなんとするピアニストの演奏だが,陰影に富んだ情感たっぷりの演奏で,なかなか小粋な雰囲気に仕上がっている.スケール感にも不足していない.例の長い長いフィナーレは,さすがに少々ギクシャクした弾き方になってはいるが,小節を弾ききれずに落としてしまうコルトーのようなことはなく,ちょっとアクが強い弾きっぷりだな,と思わせる程度のところに収まっている.見事なものである.

2009/05/28

マーラー/交響曲第7番

マーラー/交響曲第7番ホ短調@サイモン・ラトル/バーミンガム市交響楽団(EMI:7 54344 2)

 1991年6月21日と22日の録音.
 最近は購入したCDがことごとくハズレで,もう買わないと決めているラトル(1955-)だが,この頃はさすがに颯爽とした指揮ぶり.さして高性能とも思えないオケを存分にドライヴし,整然と練り合わされたアンサンブルに光彩陸離たる音楽を載せることに成功している.この,統一感に欠ける交響曲の,終楽章に至るまでの道程に,とにもかくにも説得力を持たせてしまっているのだから,当時は本当に才気に溢れていたんだな,と,このところのガッカリ感を慰めたところ.

2009/05/27

プロコフィエフ/古典交響曲

プロコフィエフ/古典交響曲ニ長調作品25@ヴァレリー・ゲルギエフ/ロンドン交響楽団(フィリップス:475 7655)

 2004年5月1日と2日の録音.
 何だか鈍重な「古典交響曲」である(^^;).この作品は,こんなに重々しく演奏されなきゃならないような大作じゃああるまい.終楽章にいたって,ようやくこの作品の持ち味である軽妙さが発揮されるのだが,そこに辿り着くまでにヘヴィな気持ちにさせられてしまい,終楽章の爆発を額面どおりに受け入れられなくなってしまう.

2009/05/26

マーラー/交響曲第6番

マーラー/交響曲第6番イ短調@ジョン・バルビローリ/ニュー・フィルハーモニア管絃楽団(EMI:7 67816 2)

 1967年8月17日-19日の録音.
 とにかく遅いテンポで,弩級戦艦のような巨体をひたむきに押す演奏.第1楽章の繰り返しを省略しているのに演奏時間が21分を越える.終楽章も32分を越え,全体では83分強という.しかも音の密度というか,内圧が異様に高い.かと言ってジョージ・セルのように演奏が目詰まりを起こしているわけでもない(セルの演奏はフレーズをきっちりきっちり刻んでいるので,事この作品ではそれが演奏に息苦しさを生んでしまう).音楽のうねりが実にしなやかに表現されている.

2009/05/25

リヒャルト・シュトラウス/英雄の生涯

リヒャルト・シュトラウス/交響詩「英雄の生涯」作品40@リヒャルト・シュトラウス/バイエルン国立管絃楽団(DG:POCG-2915/2917)

 1941年の録音.
 今週は週の頭からいろいろとっちらかってしまったので,せめて音楽は景気よくいきます(^^;).

 これはリヒャルト・シュトラウス(1964-1949)が自作を振った録音で,LPの頃は5枚組みで出ていたもの.さすがに当時の小遣いでは購入できず,高校生の頃利用していた県立図書館で借りて聴き,カセットテープにダビングしたものを繰り返し聴いていたので,懐かしい録音だったりするのだが,だからってそれほど名演というわけではない(^^;).音楽自体の性格もあるのだろうが,モノラルの割には高校生にもわかりやすい演奏(このあたり,後継者はカラヤンか)で,何より音楽が澱むことなく前に流れるのが,なかなかモダーンな味わい(というより,ほとんど枯淡の境地)である.ところどころで聴かれるポルタメントが,あまり色っぽく聴こえない(^^;)のは,シュトラウスが音楽を以って語らせる行き方を取って,過剰な解釈を避けたものなのかどうか.

2009/05/24

クラ地峡開削夢物語

 たまには気分を変えて.

 福島県出身の外交官,石射猪太郎(1887-1954)の回想録『外交官の一生』に「クラ地峡開さく夢物語」なる一節がある.石射が「シャム公使」(石射の表現のママ)に赴任した1936年ごろの話らしいが,曰く


「それ(引用者注:クラ地峡開削)は私と同県人の,政治家とも実業家ともつかぬある千三つ屋の着想なのである.この人物は,いつも突拍子もない金儲け案などを持ち回って,人を煙に巻くことで県内に知られた老人で(以下略)(中公文庫版271頁)
二十数年前,この一節を最初に読んだときに,ひょっとしてと頭をよぎった名前があったのだが,調べることもせずそのままにしていた.


 ところで,先日読み返した星新一『明治の人物誌』の「杉山茂丸」で,こんな記述に出くわした.

「昭和九年ごろの亡父の日記が残っており,そのなかには「杉山先生を訪問」とか「広田外相を訪問」とか,数おおく書かれている.(中略)「シャム(タイ)の運河の交渉を広田君にやらせるように」ともある.」(新潮社版204頁)
「亡父」は当然ながら星一(1873-1951),「広田」は引用に「広田外相」とあるように広田弘毅(1878-1948)のこと.杉山茂丸(1864-1935)は夢野久作の父で「政界の黒幕」と呼ばれ,星も広田も師事した人物.

 とすると,石射が回想録で描いた「同県人の千三つ屋」とは,やっぱり現在のいわき市出身であった星一のことなんだろうか.資料がこれだけでは,とても断定できるものではないが,最相葉月『星新一』(新潮社)が伝える「昭和の借金王」との渾名が,その印象を補強してくれるような気がするのだが.

2009/05/23

ヨーゼフ・ハイドン/戦時のミサ

ヨーゼフ・ハイドン/ミサ曲第7番ハ長調「戦時のミサ」Hob.XXII:9@レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィルハーモニック(ソニークラシカル:88697480452)

 1973年1月20日の録音.
 12枚組で3000円を切る値段で売っていた(同じ枚数のマーラー全集の半額以下!),CBS時代のバーンスタイン(1918-1990)によるヨーゼフ・ハイドンの交響曲とミサ曲と「天地創造」のセットから.バーンスタインのハイドンはこのセットで初めて聴いたが,なかなかのスグレモノである.本質的にネアカでおおらかなバーンスタインの音楽は,ハイドンによく似合っているようだ.DGに移籍してからのバーンスタインにはハイドンの正規録音は無かったと記憶しているので,アーカイヴとしてもこの集成は貴重なものかもしれない.

2009/05/22

アイヴズ/交響曲第2番

アイヴズ/交響曲第2番@マイケル・ティルソン・トーマス/アムステルダム・コンセルトヘボウ管絃楽団(ソニー:SRCR 8519)

 1981年8月24日,25日の録音.
 この録音,日本での初出LP(28AC 1633)を発売当時買い求め,今も持っています.田舎暮らしの高校生の分際で,アイヴズのLPなぞ買っていた奴は当時,周囲にはいなかったな(^^;).それだけひねて,くそ小生意気なガキだったわけですが,その根っこは恐らく現在も変わってないですね.このblogのサブタイトルにもあるように「わかってくれるたったひとり」がいれば,大向こうの無理解なぞ気にはならないわけで.それはつまり,この作品の作曲家チャールズ・アイヴズ(1873-1953)の音楽と生き方にどこか,僕が共感するところでもあるのでしょう.シベリウスやフォーレは理解できないのに(^^;).
 もっとも,アイヴズは理解者がひとりもいなくとも,表面上は構わなかったらしいですが(^^;).

 演奏は実に爽快.もってまわったところがない,ストレートな表情で,ティルソン・トーマスのいいところが十全に発揮されている好演です.

2009/05/21

ショスタコーヴィチ/交響曲第6番

ショスタコーヴィチ/交響曲第6番ロ短調作品54@キリル・コンドラシン/モスクワ・フィル(メロディア/アウロス:AMC2-043-5)

 1967年9月15日の録音.
 緩-急-急(むしろ序-破-急か)の3楽章からなる,ショスタコーヴィチの作品の中でも背景のはっきりしない,風変わりな雰囲気の交響曲.この録音,たっぷりと鳴らされることの多い第1楽章でも,余韻とか繊細さなどクスリにもしたくないかの如く,演奏はセカセカと進む.まるで「強制された進軍」のようである.そのくせ第2楽章がリズムをはっきり打ちたいためなのか,若干遅めのテンポなので,却って驚いてしまう.そして終楽章のドラマティックな演出には,劇的な音楽の解釈に優れていたコンドラシンの美点がよく発揮されている.

2009/05/20

ブルックナー/交響曲第4番

ブルックナー/交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」@エーリヒ・ラインスドルフ/ボストン交響楽団(BMG/タワーレコード:TWCL3003)

 1966年1月10日から11日の録音.
 明るいブルックナーである.さすがにラインスドルフなので,ブルックナーの「ツボ」は外していないが,それにしてもあちらこちらオーケストレーションに手が入れてあり,オケの音色もあって一点の曇りもない,と言いたくなるような明晰でカラッとしたブルックナーに仕上がっている.
 ブルックナーの陰影を礼賛する聴き手には向いてない.

2009/05/19

ブラームス/ピアノ四重奏曲第2番

ブラームス/ピアノ四重奏曲第2番イ長調作品26@タマーシュ・ヴァーシャリ,トマス・ブランディス,ヴォルフラム・クリスト&オトマール・ボルヴィツキー(DG:POCG-3471/3472)

 1982年1月の録音.
 作曲の動機や経過はあまり明らかではないようだが,絃楽六重奏曲第1番などに通じる,穏やかで明るい,伸びやかな表情をたたえる音楽である.ただし演奏には50分近くを要する.激しい表情で知られるピアノ四重奏曲第1番作品25と作曲時期が重なり,作品番号が続いていることもあるので,ブラームスに時々見られる「対照的な気分を表現した好一対」(「大学祝典序曲」と「悲劇的序曲」のような)の事例にあたるのかもしれない.
 演奏はどうなんでしょう,他の演奏を知らないので何とも言い難いのですが,アンサンブルはともかく,どうもヴァイオリンが痩せて聴こえるんですよね.それがこの曲の書法のためなのか,ブランディスのヴァイオリンによるものなのか,他の録音も聴いてみないと判断しかねる,と言ったところです.

2009/05/18

シューベルト/交響曲D944

シューベルト/交響曲ハ長調D944(第9番)@ブルーノ・ワルター/コロンビア交響楽団(ソニークラシカル:SRCR 8784)

 1959年1月31日,2月2日,4日,6日の録音.
 ワルター(1876-1962)が最晩年にUSAでCBSのために録音した一連のステレオ録音のひとつ.旋律美を追及したと思しき,随分と暗いD944である.ワルターのファンにはウケるのだろうが,残念ながらD944のよい演奏とは言い難い.おまけに強奏が粗暴で,艶のない金管が咆哮すると興を殺ぐ.晩年のよいワルターを聴くなら,他にもっといい演奏がある(例えばマーラーの「復活」).

日本図書館協会の図書館リンク集

 どうでもいいけど,日本図書館協会の図書館リンク集のリンクがあちこち切れていて,使いにくくて仕方がない.あれでは緊急時の役には立たないよ.中には大阪大谷大学のように旧校名(大谷女子大学)のまま修正されていないリンクもあるし.日図協にはメンテナンスという概念はないのかね? 毎度毎度まったく.

2009/05/17

シベリウス/交響曲第4番

シベリウス/交響曲第4番イ短調作品63@オスモ・ヴァンスカ/ラハティ交響楽団(BIS:CD-1286/1288)

 1997年1月9日,10日の録音.
 好きじゃない,と言いながらシベリウスの交響曲全集はバルビローリ,エールリンク(モノラル)についで3組目の購入.近所のレコード屋で半額だった.
 しかし,相変わらずわかりにくい曲.誰の演奏で聴いても,起承転結がしっくりこないんだよね.海図のない海に放り出された難破船のごとく,気がついたら波打ち際に投げ出されていたという(^^;).録音が格段によくなって,昔は聴き取り難かった細部が聴けるようになっているとはいえ,見通しの悪いことには変わりがなかったな.

2009/05/16

ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番

ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番ニ短調作品30@ヴラディミール・ホロヴィッツ&アルバート・コーツ/ロンドン交響楽団(bellaphon:689.24.003)

 1930年12月29日,30日の録音.
 時代の制約か,そこかしこにカットがあって,通して33分ほど.カットについてはホロヴィッツ曰く「作曲者だってカットしている」(^^;).そりゃ確かにそうなんですが.ホロヴィッツは後日,ライナーと合わせた録音でもカットしているし.1930年の録音ということもあって,観賞用のファーストチョイスにはおススメしない.すれっからしの7枚目か.

 演奏は特に終楽章.ひとつ間違えるともってまわった風にしか聴こえないアクの強い解釈ながら,パワフルな打鍵と気風のよさで颯爽と弾き上げてしまう.まったくもって,ホロヴィッツの芸風は「The One and Only」なのでありました(sigh).

2009/05/14

ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第1番

ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第1番ヘ短調作品1@ヴラディミール・アシュケナージ&アンドレ・プレヴィン/ロンドン交響楽団(デッカ:444 839-2)

 1970年から1971年に録音されたピアノ協奏曲全集のひとつ.
 何しろ作品番号1.この協奏曲は,いにしえのピアノのヴィルトゥオーゾによる協奏曲がそうであったように,随分とオケが霞んだつくりである(^^;).冒頭のファンファーレが終わるとすぐ,ピアノはドラマティックかつエネルギッシュに跳ね回るが,オケは時々いるんだかいないんだかよくわからなくなる.
 正直なところ,この作品のみでラフマニノフがピアノ協奏曲の筆を折っていたら,ダルベールやパデレフスキの協奏曲程度の扱いしか受けていなかったんじゃないだろうか.ピアニストが弾くには楽しそうだが,聴くほうは少々骨が折れる.

2009/05/13

エルガー/交響曲第2番

エルガー/交響曲第2番変ホ長調作品63@ブライデン・トムソン/ロンドン・フィル(シャンドス:CHAN 8452)

 1985年10月14日・15日の録音.
 シャンドスへの録音でメキメキと名を上げ,さてこれからというときに死去してしまったイギリス音楽の大家トムソン(1928-1991)によるエルガーである.僕が好きなエルガーの録音はシノーポリのもの(DG)だが,それは取りも直さずシノーポリの録音が明快でわかりやすいからで,イギリスの指揮者,例えばボールトやバルビローリの振るエルガーは,それほどわかりやすくはない.このトムソンもその例に漏れない.言っちゃ何だが,晦渋な演奏なのである.いや,これはトムソンの解釈の方が正しいのであって,この交響曲はそれほどスッキリした性格の音楽ではないのだろう.

 そういえば,ショルティやハイティンクもエルガーの録音を残しているはずだが,まだ聴いたことがない.イギリス生まれではない指揮者によるエルガーには,ボールトやバルビローリやトムソンや,さらにはエルガー自身による演奏に聴かれるような「晦渋さ」は感じられるのだろうか?

 ・・・・・・まだまだ物欲から逃れられそうにはないな(^^;).

2009/05/11

マーラー/交響曲第2番

マーラー/交響曲第2番ハ短調@ヴァーツラフ・ノイマン/チェコ・フィル(スプラフォン:SU3880-2)

 1980年6月11日-16日の録音.
 ノイマンのマーラーは,堅実な音色とアンサンブルが第一なのだが(たまに不思議なバランスで鳴るものの),出るところで出るものだから実は意外にも豪壮だったりする(^^;).この2番がそのいい例じゃないかしらん? 強奏で結構鳴らしているんだよね.オケは時々弱音も吐くけど,概して健闘.

2009/05/10

マーラー/交響曲第3番

マーラー/交響曲第3番ニ短調@リッカルド・シャイー/アムステルダム・コンセルトヘボウ管絃楽団(デッカ:475 6686)

 2003年5月5日から9日の録音.
 シャイーのマーラー全集が,21世紀最初の10年のスタンダードだと思っているのは僕だけかもしれないが(^^;),この3番もいい演奏.全集を通して,マーラーに内在する狂気があまり感じられない録音ではあるが,それを補って余りあるだけのアンサンブルの確かさと音楽の豊穣さが,ここにはある.

2009/05/09

マーラー/交響曲第1番

マーラー/交響曲第1番ニ長調@キリル・コンドラシン/モスクワ・フィル(BMG/メロディア:BVCX-37008/37011)

 1969年の録音.
 コンドラシン(1914-1981)が指揮した最後の演奏会は,アムステルダムでの北ドイツ放送交響楽団への客演で,曲目はこのマーラーの交響曲第1番.当夜のライヴ録音も残されているが,テンシュテット急病(というのは表向きで,このときテンシュテットはオケと決裂してしまったらしい)を受けての急遽の登板で,ゲネプロもやれない一発勝負だったとか.
 その演奏会は大成功に終わり,コンドラシンは帰宅した定宿のホテルでその晩,急逝してしまう.

 この録音は,その晩よりもはるかに整った状況下での演奏.少々アクの強い表情付けとオケの音色(楽器が悪いセクションもありそうな)だが,よく練りあわされたアンサンブルと見事なドライヴで,熱のこもった演奏を繰り広げる.

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