ドヴォルジャーク/交響曲第8番
ドヴォルジャーク/交響曲第8番ト長調作品88@ヴラディミール・ヴァーレク/プラハ放送交響楽団(スプラフォン:SU 3802-2)
2000年10月8日,13日,15日の録音.
この曲の第1楽章は,ちょっと聴いたところでは同じような動機を使いまわしているように聴こえてその実,かなり細かくリズムをいじくりまわしている.そのあたりを指揮者が押さえて,リズムを厳格に弾き分けさせているかどうか,仔細に聴いてみると意外に勢いだけで弾いていて,あまり弾き分けてない録音が多い.中にはバルビローリ(パイ/EMI)のように,リズムどころか音楽が崩れてしまっているケースもあったりする(^^;).このヴァーレク(1935-)の録音も,勢いをとったもので細かいリズムは徹底されていないところがある.全体としては爽快な好演なだけに,瑕疵が惜しい.
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