リムスキー・コルサコフ/シェヘラザード
リムスキー・コルサコフ/交響組曲「シェヘラザード」作品35@ヘルマン・シェルヘン/ヴィーン国立歌劇場管絃楽団(ウェストミンスター/289 471 217-2)
1957年5月の録音.
ご存知怪演で鳴らす(^^;)シェルヘンが,説明不要の通俗名曲の雄「シェヘラザード」を振った録音.ところが,何故か至極真っ当な解釈で,雄大に華麗にオケを鳴らすのにビックリさせられる.ヴィーン国立歌劇場管絃楽団も,この録音のときはいいメンバーが揃っていたのか,破綻もなく(「ボレロ」のように小太鼓が止まることもなく)シェルヘンの棒についてゆく.録音がまた,音の良さを売り物にしていたウェストミンスターらしく,録音年からしたらかなりの水準で録れている.
というわけで,トンデモを期待すると裏切られるが,普通の意味で好演であるよ(^^;).
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