Mendelssohn: The Complete Masterpieces: CD 1
Mendelssohn: The Complete Masterpieces: CD 1(ソニー:88697420722-01)
月も変わったので,気を取り直していきます.いつまでも挫けていたら迷惑だからね.
たまたま,今年が生誕200年に当たる作曲家フェリックス・メンデルスゾーン=バルトルディ(1809-1847)の代表作を集めた30枚組のCDを手に入れたので,しばらくの間,勉強も兼ねてこれを1日1枚づつ聴いて行こうという試みです.メンデルスゾーンはこれまで,ごく一部の有名作品(「スコットランド」とかヴァイオリン協奏曲とか)しか聴いたことがないので,どんな音楽が聴けるんでしょうね.
1枚目は「絃楽のための交響曲」から1,2,3,4,5,6,10番.ロイ・グッドマン指揮のザ・ハノーヴァー・バンドによる,1992年11月18日-20日と1993年3月1日ー3日の録音.これらの作品は作曲者が10代前半の頃に作曲された作品群で,メンデルスゾーン家で催されていた「日曜コンサート」で演奏されている.長い間忘れられていて,再び日の目を見たのは第二次大戦後のこと.カール・フィリップ・エマヌエル・バッハやW.A.モーツァルトの交響曲を勉強していたことが伺えるそうで,軽快で華麗かつ優美な音楽が枯れることのない泉の如く,惜しげもなくこれでもかと奏でられていく.軽やかだがあまり美しいと感じたことのない(^^;)グッドマンとハノーヴァー・バンドの演奏が,ここでは実に美しい.
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