Mendelssohn: The Complete Masterpieces: CD 7
Mendelssohn: The Complete Masterpieces: CD 7(ソニー:88697420722-07)
7枚目は序曲集で,歌劇「カマチョの結婚」作品10から序曲,序曲「真夏の夜の夢」作品21,序曲「静かな海と楽しい航海」作品27,序曲「ルイ・ブラス」作品95,劇音楽「アタリー」作品74から序曲と戦争行進曲,序曲「フィンガルの洞窟」作品26,トランペット序曲作品101を収録.作品21と作品101がクラウス・ペーター・フロール/バンベルク交響楽団による1987年7月8日と88年6月7日から10日(作品21),1988年12月22日(作品101)の録音(BMG),残りはレナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィルによる1967年10月26日の録音(ソニー).
収録された作品の中で,個人的に思い入れがあるのは,「真夏の夜の夢」よりも「フィンガルの洞窟」よりも「ルイ・ブラス」.この曲は,時々吹奏楽に編曲されてコンクールの自由曲で取り上げられているものなので,他の曲よりも若干なじみがある.ここでのバーンスタインの演奏は,柄が大きすぎて緊張感に欠けるのが難.もう少しエッヂの効いた,シャープな演奏で聴きたい.
フロールの演奏も含めて,このCDは有名な作品ほど軽さとシャープさが欠けているように聴こえる.「カマチョの結婚」序曲など意外にいい演奏なのに,惜しいことだ.
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