ブラームス/交響曲第3番
ブラームス/交響曲第4番ホ短調作品98@ルドルフ・ケンペ/ミュンヘン・フィル(アーツ:43014-2)
1975年1月の録音.元々はピルツだったかプラッツだったか,ドイツの別のレーベルが録音したものだったと記憶する.
来年が生誕100年になるケンペ(1910-1976)は,ライヴとスタジオでは案外,印象の違う指揮者で,同じ曲を同じ頃に振ったBBC交響楽団とのライヴ(BBC)では,火の玉になって突進するケンペの演奏が記録されているが,こちらのスタジオ録音はもう少しおとなしい.それでも,ブラームスには充分な程度に熱量(?)もあり,ミュンヘン・フィルがブラームスに相応しい中間色の音色を醸し出す好演に仕上がっている.
しかし,ケンペといいヨゼフ・カイルベルトといい,カラヤンと同年代のドイツの指揮者が早くに世を去ったのは,僕のような聴き手には非常な損失であったことですよ.
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