シューマン/交響曲第2番
シューマン/交響曲第2番ハ長調作品61@フィリップ・ヘレヴェッヘ/エリゼー宮管絃楽団(ハルモニア・ムンディ・フランス:HMC901555)
1995年1月の録音.
とにかく,シューマンの音楽はクルマに載せて聴く気にはならないので,こうして自宅で聴くのが一番(^^;).
この巨大なピアノ・ソナタを無理無理オーケストレーションして交響曲に仕立てような作品は,しかしシューマンの天才的なアイデアをよく伝える音楽ではある.アクセントをキツメに付けていくヘレヴェッヘの解釈が,ピアノの打鍵を連想させ,却ってこの作品の勘所を浮かび上がらせる.クーベリックのように流麗に,やわらかなアクセントで演奏されると曖昧模糊とした雰囲気は出るかもしれないけど,この作品の場合急所が即ち魅力みたいなところがあるので,何が何だかよくわからなくなっちゃうのね.
さて,そろそろ陣形を立て直さないと(^^;).
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