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「貸出至上主義者」度チェックβ版

民間図書館らしい企画を生み続けた船橋北口図書館を助けて下さい!(岡直樹) - READYFOR?

ココログ


ほし2

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2008年11月9日 - 2008年11月15日の記事

2008/11/15

リード/アルメニアン・ダンス

アルフレッド・リード/アルメニアン・ダンス Part 1 & Part 2@アルフレッド・リード/東京佼成ウィンドオーケストラ(佼成出版社:KOCD-3016)

 1991年ごろの録音.
 日本でも吹奏楽の作曲家として著名なアルフレッド・リード(1921-2005)の「アルメニアン・ダンス」は,元々全4楽章の作品として作曲されたものだそうだが,最初に持ち込まれた出版社が長すぎると判断したのか,第1楽章が「Part 1」として,残りが「Part 2」として,それぞれ別の出版社から出版年も別々に出版されている.出版後は,特に第1楽章にあたる「Part 1」が豊かで明るく親しみやすい旋律のためか単独でしばしば吹奏楽の演奏会にかけられたり,コンクールの自由曲に取り上げられたり,とにかく有名になっている.「Part 2」が少々暗めなのも事実ではあるが.

 で,このCDは,僕の記憶に間違いが無ければ,世界で2枚目の「アルメニアン・ダンス」全曲を収録した録音だった.世界で最初に全曲を収録した録音は,確か日本の大学の吹奏楽部が収録したものだったはずである.
 ここでは作曲者自身が棒を振っているが,どうも専門の指揮者ではないためか,楽しげに振っているのはともかく,何となくユルいのが「味」として取り柄なのか,玉に瑕なのかよくわからない(^^;).何処かリヒャルト・シュトラウスの自作自演(DG)に似た雰囲気を感じる瞬間がある.

2008/11/14

ドビュッシー/絃楽四重奏曲

ドビュッシー/絃楽四重奏曲ト短調@カペー絃楽四重奏団(EMI:TOCE-6169/6174)

 1927年の録音.
 僕が持っているのは,CDになって最初に復刻された(確か1991年頃)カペー四重奏団の全集(?)なので,ノイズを除去するのに急なあまり,必要な音や残響まで取り去ってしまったらしく,あまり評判のよろしくない復刻のようである.恐らく,今ではもっと音の良い復刻盤が出ていることであろうが.
 それでもこの録音に聴くカペー四重奏団の音は,実に独特なもので,ドビュッシーを弾くにはこうであらねばならぬ,と思わせるに足る素晴らしい演奏の片鱗くらいは,嫌でもわかる(^^;).僕はドビュッシーの良い聴き手では決して無いが(絃楽四重奏もこれ以外持っていない),それでもカペーには脱帽である.

2008/11/13

ブラームス/4つの小品作品119

ブラームス/4つの小品作品119@ヴィルヘルム・ケンプ(DG:POCG-90117)

 1963年3月の録音.
 4曲通して12分ほどの,ブラームス晩年の静かな音楽.1曲目から3曲目は「間奏曲」,4曲目は「狂詩曲」と題されているが,タイトルはほとんど意味を成さず,世間の喧騒とは無縁の,作曲者のつぶやきが音楽になったような,「珠玉の老成」といった趣きの作品群に仕上がっている.これはもう,ケンプやエドウィン・フィッシャーのようなピアニストが弾くに相応しい,としか評しようのない音楽であり,またケンプがその音楽を地で行くような演奏を,ここで繰り広げてくれているのは僕にとっての幸いである.

2008/11/12

チャイコフスキー/胡桃割り人形

チャイコフスキー/バレエ音楽「胡桃割り人形」作品71@アンドレ・プレヴィン/ロンドン交響楽団(EMI:TOCE-3207/3208)

 1972年5月の録音.
 組曲版(作品71a)ではなく,全曲版の録音なので,組曲版では聴けないあんな曲やこんな曲が聴けてお得(^^;).もともと,「白鳥の湖」や「眠れる森の美女」に比べて演奏時間の短い作品(90分程度)なので,マーラーが聴ける方なら,全曲に挑戦して損はないですよ.個人的には,「眠れる森の美女」やプロコフィエフの「ロミオとジュリエット」のような作品は,舞台を見るか舞台を録画したものを見ないと理解できないところがあるような気がするのですが(実際「眠れる森の美女」は,熊川哲也が踊っていたビデオを借りて見て,ようやく曲の良さが理解できた有様),この作品は音楽だけでも,ある程度自立したものとして聴けるんじゃないかなあ,と.リヒャルト・シュトラウスの交響詩が,その筋書きがわからなくても面白く聴けるのと同じような意味で.

2008/11/11

リヒャルト・シュトラウス/英雄の生涯

リヒャルト・シュトラウス/交響詩「英雄の生涯」作品40@ネーメ・ヤルヴィ/スコティッシュ・ナショナル管絃楽団(シャンドス:CHAN 8518)

 1986年12月8日,9日の録音.
 最近は息子のパーヴォ(1962-)がめきめきとのしてきて(^^;)多少影が薄くなっているかもしれないネーメ・ヤルヴィ(1937-)がシャンドスで売り出し始めた頃の録音.

 とにかく,明るく伸びやかで豪快な力演.劇的だが,いささか一本調子で陰翳には乏しいので,そーゆうのがお好みの方には好かれないし,また緻密な演奏をお求めの方にも不向きかも.しかし,難しいことを考えずに「英雄の生涯」を楽しみたい方にはおススメかと.リヒャルト・シュトラウスだし,「英雄の生涯」だし,ということで(^^;).

2008/11/10

開かれた公共図書館とその敵(続)

 承前

 ところで,公共図書館業界関係者の中には,片方で「専門性」の未確立を嘆きながら,実のところ他方では『市民の図書館』とそれを発展・継承させたと称する疑似科学によって,その専門家としての自我を肥大化させ,そこに奇妙かつ巨大なコンプレックスを現出させた連中がいます.これはオルテガ・イ・ガセットが『大衆の反逆』の中で“「専門主義」の野蛮性”という章を立てて,指摘している専門家と称する人々の知的傲慢,そのものではないでしょうか.自分たちだけが公共図書館を識る者であり,祖師が作り上げた「枠組み」が妥当かどうかを検証することも無くその「枠組み」を信奉して,そこから外れていると「彼らが」認識したものは「あれは公共図書館ではない」「これは“図書館的”だが公共図書館とは認められない」などなど,妥当かどうかもわからない「枠組み」,確立もしていない「専門性」に依拠して夜郎自大な批判を繰り返します.

 そのような専門家による夜郎自大を,例えばポール・ファイヤアーベントは自由社会における最終決定を専門家にのみ任せることなく,素人が最終決定に参画できる仕組みを必要不可欠のものとして組み込むことによって,排除することが可能であろうと指摘するわけです.USAにおける「図書館評議会」の役割は,くだんの『図書館ねこデューイ』を読む限りにおいては,ファイヤアーベントが批判する専門家の夜郎自大を防ぐための安全装置として働いている(それがあるときは障壁になっていることも否定できませんが)ように思えます.

 しかし,こと日本においては「図書館司書」が近代化する手前で「近代」が崩壊した,つまり専門化する以前に専門化するための前提が崩れてしまった-丸山眞男(前川恒雄でも構いませんが)が待望していたような形での「近代市民社会」はついぞ実現されていない-わけです.近代化による「正のスパイラル」が望んでいた形で訪れなかった以上,業界はそもそも妥当かどうかわからなかった「枠組み」を,より妥当な形に再構成しなければならなかったはずなのです.ところが,今もって「再構成」は実現する兆しさえ見えません.

 それは何故なのか,その理由こそ打ち砕かなければならない「開かれた公共図書館の敵」ではないだろうか,というのが,目下の僕の見立てです.


 なおアダム・スミスについては『アダム・スミス』(中公新書)を,ポール・ファイヤアーベントについては『パラダイムとは何か』(講談社学術文庫)を参考にしましたが,その読解については僕に責任があります.それからエントリーのタイトルはカール・R・ポパーの名著のパクリですが,彼の本『開かれた社会とその敵』(未来社)は未読ですごめんなさいm(_ _)m

ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第14番

ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調作品27の2@エリー・ナイ(コロッセウム:COL9025-12.2)

 1967年の録音.
 第二次世界大戦前,ベートーヴェン弾きとして勇名を馳せたエリー・ナイ(1882-1968)最晩年の録音である.大ピアニストでありながら,ナチへの忠誠があまりに明らかであったために戦後は長らく不遇をかこつことになる.それでも晩年に至るまで健在で,この録音に聴かれるような全盛期を偲ばせるに足る演奏を聴かせ続けたようである.

 この録音でも,さすがにフィナーレでは技巧の衰えと思しき箇所が散見されるものの,同じくフィナーレで突然轟く雷鳴のようなフォルティッシモは,間違いなく演奏として様式化された解釈であり,老いからくる誇張や弛緩ではあるまい.「楽聖ベートーヴェン」の見事な解釈であり,演奏であろう.

2008/11/09

開かれた公共図書館とその敵


asahi.com(朝日新聞社):ボーイズラブ小説は不適切?図書館貸し出しで議論白熱 - 社会 http://www.asahi.com/national/update/1105/OSK200811040115.html

28万冊いずこに…全国公立図書館で不明、被害4億円超す : 文化 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20081109-OYT1T00123.htm

 こーゆう記事を読んでいると,1970年代に『市民の図書館』の成立を支え,また成立以降の『市民の図書館』とその信奉者が目指してきたものが,名実ともにあっけなく破綻したなあ,と思わざるを得ません.残念ながら.

 『市民の図書館』には,このような文章があります.


「住民は,一人一人の自由意志によって公共図書館を利用するのであり,どのような強制も押しつけもあってはならない.」(p11-12,強調は引用者による)
問題は,住民における「自由意志」なるものが,例えばアダム・スミス言うところの「賢明さ」によって「弱さ」を自ら制御できるだけの近代市民としての自覚を持った住民によって行使されうる状況が,『市民の図書館』を理想とする公共図書館の発展によって現出したのか,というところにあるわけです.もちろん,公共図書館の発展のみによって住民の近代市民化は達成できるものではなく,むしろ他の要因の方がそれを達成するためには大きく働くと思われますが,少なくとも『市民の図書館』は貸出しによって公共図書館が発展(進歩)することが近代市民社会の構築に不可欠である,という貸出至上主義の立場に立って書かれており,故に「貸出し(利用者)増→予算獲得→さらに貸出し(利用者)増→さらに予算獲得→以下略」という正のスパイラルを公共図書館の発展(進歩)として念頭に置いていたわけです.そして,それは公共図書館の発展(進歩)が近代市民社会の成立に必要不可欠のものであるとともに,近代市民社会において公共図書館は必要不可欠のものである,という「信仰」によって支えられていたのです.

 それ故,『市民の図書館』が正典であった時代(1970年代後半から1990年代前半まで,と見ていいでしょう)は,「問題利用者」のことを取り上げることについて憚られるような雰囲気がありました.これにも,『市民の図書館』のみがその要因ではないのでしょうが(やたらと「良書主義」を振り回す業界関係者がいたのも事実だろうし,良い意味で公共図書館の利用に「自覚的な」利用者がいたことも事実でしょう),少なくとも公共図書館業界関係者において「利用者」を「神聖ニシテ犯スベカラズ」な存在に祭り上げてしまったことの,責任の一端が『市民の図書館』の説いた貸出至上主義にあったと見るのは,それほど誤った見方だとは思いません.

この項続く

新日本紀行:冨田勲の音楽

新日本紀行:冨田勲の音楽(RCA:BVCF-1525)

 1994年4月と5月の録音.

 今日は,すべては2曲目「ジャングル大帝」のために.


西武、逆転で4年ぶり日本一…巨人に3─2 : プロ野球 : スポーツ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/sports/npb/news/20081109-OYT1T00474.htm

ナベQは同年代なので感慨もひとしお.今日の試合はジャイアンツの継投ミス(7回は片岡への死球,もしくは同点の時点で越智を山口でも豊田にでも交代させるべき)がライオンズに逆転する隙を与えたようなものだけど,14回3分の2を無失点で抑えた岸が象徴するように,先発陣のフル回転が怪我人続出の打線を救いましたね.今日も西口→石井一久→涌井と先発陣が中継ぎに回らなければならないほど,中継ぎ陣が当てにならない中,踏ん張ったのはお見事でした.ジャイアンツは磐石の中継ぎ陣の中で,左腕の山口を使うところに恵まれなかった(ライオンズに栗山と石井義人以外,いい左打者がいなかったためでもありますが)のが,今日の継投の失敗につながりましたね.
 個人的には,岸よりも平尾にMVPをあげたかったような気がしないでもないですが(^o^)/

 何はともあれ,優勝おめでとうございます>>埼玉西武ライオンズ!

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