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2008年9月21日 - 2008年9月27日の記事

2008/09/27

ブラームス/交響曲第2番

ブラームス/交響曲第2番ニ長調作品73@セルジュ・チェリビダッケ/シュトゥットガルト放送交響楽団(DG:POCG-10156)

 1975年4月11日のライヴ録音.
 チェリビダッケ(1912-1996)が,もっとも脂の乗り切っていた時代の記録である.とにかく,冒頭の三連符以降,それが作品の源であることを強調するようなリズムの区切り方を特に第1楽章で頻繁に行うので,思わず同じくチェリビダッケの振ったブルックナーの第4番の終楽章のコーダにおける「三連符の洪水」(^^;)を思い起こさせる.また,全体的にピアノ(小さな音)と柔らかいアクセントが演奏の基調であるため,第3楽章はひたすらピアノだけの演奏になってしまい,第1楽章や終楽章では時々思い出したように現れる強奏が強い印象を残すことになる.特に終楽章のコーダの盛り上がりは狙いがミエミエ(^^;)とはいえ,やはり見事なもの.

2008/09/26

フランク/交響曲ニ短調

フランク/交響曲ニ短調@ヴィレム・メンゲルベルク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管絃楽団(テルデック:8573-83025-2)

 1940年11月12日の録音.
 録音年が信じられないような,いい音で鳴るモノラル録音である.1950年代の録音だと言われても信じてしまいそう(^^;).当時のテレフンケンの技術とスタッフ,現代の復刻技術の素晴らしさに舌を巻く.

 演奏はもちろん,メンゲルベルクの面目躍如たる,ポルタメントを含む整然としたアンサンブルと様式化したテンポの揺れとドラマティックな表情付けが,馥郁たる後期ロマン派の香りを漂わせる壮麗なもの.しかも曲目がこれだから,その解釈が実にハマっており,文句のつけようが無い.

2008/09/25

ベートーヴェン/交響曲第9番

ベートーヴェン/交響曲第9番ニ短調作品125@ルネ・レイボヴィッツ/ロイヤル・フィル(チェスキー:CD66)

 1961年6月3日,5日,7日の録音.
 レイボヴィッツ(19131972)は一時期,日本でもある程度の影響力を持っていた音楽理論家である.前衛音楽を理論と実践(指揮)の両面から紹介し,とりわけ新ヴィーン楽派の音楽理論が広がったことには,レイボヴィッツの活動が力になっていると思われる.教育者としても,ピエール・ブーレーズなど著名な弟子を多く育てている.

 指揮者としては,それまでの枠に収まらない独創的な解釈を旨としていたようで,奇矯に聴こえる演奏も多く残して,いわゆる「爆演」系の指揮者に分類されている.この「第9」は全曲を61分あまりで吹っ飛ばす演奏で,特に第3楽章を12分半で突っ切ってしまうのは,今でこそ「ベートーヴェンの指示したメトロノームのテンポに忠実」を謳う録音が横行して珍しくも何とも無くなっているが,クレンペラーもクナッパーツブッシュもワルターも健在だった1961年当時に,このテンポで演奏しているのはレイボヴィッツくらいのものではないかしらん(何でもレイボヴィッツのベートーヴェン全集自体が,メトロノームに忠実であることが売りだったらしいのだが).スケルツォの反復を忠実に実行しているくせに,オーケストレーションにはかなり手を入れていたり,なかなか一筋縄ではいかない演奏である.

2008/09/24

ショスタコーヴィチ/交響曲第13番

ショスタコーヴィチ/交響曲第13番変ロ短調作品113「バビー・ヤール」@アンドレ・プレヴィン/ロンドン交響楽団(EMI:5 73368 2)

 1979年7月の録音.
 バス独唱と男声合唱を用いた,5楽章からなるカンタータのような交響曲である.ナチによるユダヤ人虐殺を指弾しながら,同時に帝政ロシアから旧ソ連にいたるまで水面下に存在していたユダヤ人抑圧をも同時に告発したエフトゥシェンコ(1933-)の詩をテキストに作曲された.「ソ連には人種問題は存在しない」というソヴェト共産党の立場を損ねる作品だったため,1962年12月の初演後,詩の内容がフルシチョフの嫌忌するところとなり,変更を余儀なくされている.もっとも,西側ではオーマンディの初演以来,原詩で演奏されるのが通例であり,旧ソ連時代は変更された詩による録音を残していたコンドラシン(この交響曲の初演者である)も,1978年の亡命後に演奏した際は原詩に戻しており,そのライヴ録音も残されている(フィリップス).

 ショスタコーヴィチらしい,屈託ありまくりの音楽で,諧謔と悲劇がこきまぜられたような異形の響きを奏でる作品を,プレヴィンはさすがに破綻無くまとめて間然するところが無い.全編を通じてテンションの高い,好演である.

2008/09/23

バンキエリ/聖母マリアの夕べの祈り

バンキエリ/「聖母マリアの夕べの祈り」作品35@ファビオ・ロムバルド/グルッポ・ポリフォニオ・フランチェスコ・コラディーニ(ダイナミック:CDS 176-DDD)

 1995年3月の録音.
 アドリアーノ・バンキエリ(1568-1634)はボローニャに生まれ,ボローニャで亡くなった修道士,作曲家でオルガン奏者.音楽理論書も残している.ルネサンスからバロックへ音楽が移行する時代の作曲家として重要な存在であり,「マドリガル・コメディ」という劇形式の音楽で名を成した作曲家らしい.

 この「聖母マリアの夕べの祈り」は,この録音が世界初録音.このCDで演奏しているファビオ・ロムバルドが再構成したもので,部分的には他の作曲家の作品を流用しているようである(外国語が苦手なもので,ブックレットを読んでもいまひとつよく理解できないのですごめなさい).「聖母マリアの夕べの祈り」といえば,同時代人クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643)のそれが有名だが,モンテヴェルディの作品に比べるとバンキエリのこれは静謐な印象を残す音楽である.

2008/09/22

旧「おぼえがき」から再録(「クローズアップ現代」について)

市民・市立図書館の「複本購入」問題批判の底の浅さについて - 愛・蔵太のもう少し調べて書きたい日記
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20080921/fukuhon

↑こちらにて登場する「読無字書弾無絃琴」は,現行のものではなく,blog移行以前にhtmlで書いていた「日々のおぼえがき」なので,現在web上に置いてありません.ですので,こちらにいらした方への便宜に,以前の「おぼえがき」から関係する箇所を,以下↓に再録しておきます.なお,都合により一人称のみ書き直しまた.また,取り急ぎテキストを再録することを優先したので当時張られていたリンクは張りなおしてません.悪しからずご了承ください.

続きを読む "旧「おぼえがき」から再録(「クローズアップ現代」について)" »

シューマン/交響曲第4番(初稿)

シューマン/交響曲第4番ニ短調作品120(1841年初稿)/ジョン・エリオット・ガーディナー/オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティク(アルヒーフ:POCA-1148/1150)

 1997年5月の録音.
 シューマンの交響曲第4番は,交響曲第1番,「序曲・スケルツォとフィナーレ」に続いて1841年に一度は書き上げられる.軽快で爽やかな音楽だが,初演時の不評のため撤回し,10年後にオーケストレーションを手直しして(主に金管が上塗りされ)現行の第4番になる.ここでは不評だったとされる1841年初稿を聴く.

 正直,何故不評だったのかわからないほど,自発的でいい音楽なのが不思議(^^;).初稿に比べると現行の第4番は不自然な厚化粧が目立って,いささか鈍重な音楽になってしまっているように聴こえる.

 ・・・・・・ところで,どういうわけだかシューマンの音楽は,どうしてもクルマを運転しながらは聴けないのである,僕は.自分でも奇妙なことだと思うのだけど,交響曲だけではなく,ピアノ協奏曲もチェロ協奏曲もクルマを運転しながらばかりか,ウォークマンで聴きながら歩くことも出来ない(もっとも,ピアノ曲はシューマンに限らず誰の作品でも戸外で聴くようなことはしないのでよくわからないが).何故だろう?

2008/09/21

M.A.シャルパンティエ/聖母に寄せる4つのアンティフォナ

M.A.シャルパンティエ/聖母に寄せる4つのアンティフォナ@エルヴェ・ニケ/コンセール・スピリテュエル(ナクソス:8.554453)

 1998年8月と9月の録音.
 マルカントワーヌ・シャルパンティエ(1643-1704)による宗教曲から,4つのアンティフォナ(交唱曲)H.44“恵み深き救い主の御母”,H.45“栄えあれ,天の女王”,H.46“天の女王”,H.47“めでたし,天の女王”である.地味ながら美しく,味わい深い音楽を聴くことが出来る.

 ひととなりについてほとんど伝わっていないシャルパンティエだが,このような作品群を聴いていると,どうも世俗の出世や栄光にはあまり関心がなかったんじゃなかろうか,という気がしてくる.だから同時代のリュリのように派手な逸話も残らず,記録も失われていったのだろう,と.それでも,膨大な作品群は後世に伝わり,こうして僕のような異国の地に生きるカトリックに縁なき衆生でも,その音楽に触れる幸福を味わうことが出来るのは,何とも嬉しいこと.たまには,世俗のしがらみを忘れてこの音楽に聴き入ることにする.

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