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2008年5月11日 - 2008年5月17日の記事

2008/05/16

ハルトマン/交響曲第4番

ハルトマン/交響曲第4番@インゴ・メッツマッハー/バンベルク交響楽団(EMI:7 54916 2)

 1993年2月11日-13日の録音.
 ハルトマン(1905-1963)には珍しい,絃楽合奏のための交響曲.緩-急-緩の3楽章から構成されるが,全編ハルトマンらしい粛然とした,悲痛な響きを終始響かせている.

 元々は1938年に作曲された「絃楽合奏とソプラノ独唱のための交響曲」であった作品を,第二次大戦時の国内亡命を挟んで,声楽の入る終楽章を破棄し別の楽章を新に作曲しなおした.1946年から47年にその改訂が行われ,1948年4月2日にハンス・ロスバウト指揮,バイエルン放送交響楽団の演奏で初演される.完成順からいうと2番目の交響曲だが,何故か番号付けは「第4番」.

 メッツマッハーはオケの限界を心得てか,あまりオケを締め上げることなく豊かな響きをまとめあげることで,昔のヴェルゴ盤全集のような峻厳なハルトマンの再現とは,また異なる味わいを音楽から引き出している.

2008/05/15

ベートーヴェン/交響曲第3番

ベートーヴェン/交響曲第3番変ホ長調作品55「英雄」@セルジュ・チェリビダッケ/ミュンヘン・フィル(EMI:TOCE-55042)

 1987年4月のライヴ録音.
 チェリビダッケ(1912-1996)はその昔,読売日響を振りに来日した際のインタビューで「ベートーヴェンの『エロイカ』や『第9』は終楽章が失敗しているから演奏しない」という意味のことを言っていたはず(^^;).ところがミュンヘンに行ってから宗旨替えをしたのか,失敗作でも上手く繕う手法を見出したのか,「エロイカ」も「第9」も演奏し録音(放送用?)が残されている.

 恐らく,シュトゥットガルト時代の方が,峻烈な演奏を展開していただろうし,面白い記録が残されただろうと想像できるのだが,このミュンヘン・フィルとの演奏は正直,あまり面白いものではない.チェリビダッケのテンポに付いていけるオケの技量は大したものだし,音色も素晴らしいのだが,どうにも好々爺っぽく聴こえるのが物足りない.福徳円満な「エロイカ」である.

2008/05/14

ベートーヴェン/交響曲第5番

ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調作品67@エーリヒ・クライバー/アムステルダム・コンセルトヘボウ管絃楽団(デッカ:417 637-2)

 1952年の録音.
 読むほうも書くほうも日本語力の衰えを感じる今日この頃,音楽も原点からやり直すか(^^;).でも,こうして読解力が衰えているおかげ(?)で新しいネタへのヒントが与えられ,それを熟成することもできるし,これからそれを進める方向にも得るものがあるのだから,こうして年を重ねるのも悪い話ではないのだろう,と思い始めている.

 わけのわからない,謎の話はさておき.
 エーリヒ・クライバー(1890-1956)は天才指揮者カルロス・クライバー(1930-2004)の父で,やはり天才指揮者だったひと.残された録音はすべてモノラルだが,その録音からも「光彩陸離」とはこのひとを形容するためにある言葉だな,と思わされるほど素晴らしい演奏の記録を残している.この録音もそのひとつ.演奏における新即物主義(ノイエ・ザッハリヒカイト)というものがあるならば,その最良の遺産のひとつだろう.どこを取っても隙の無い,キリキリと締め上げたオケからこれだけの豊穣な音楽を引き出す指揮者を,僕は他に(全盛期の)カール・ベームくらいしか思いつかない.せめてあと5年,生きてステレオ録音を残して欲しかった.

2008/05/13

ブルックナー/交響曲第5番

ブルックナー/交響曲第5番変ホ長調@エドゥアルド・ヴァン・ベイヌム/アムステルダム・コンセルトヘボウ管絃楽団(フィリップス:464 950-2)

 1959年3月の録音.
 ヴァン・ベイヌム(1900-1959)はメンゲルベルクが追放になったあとのコンセルトヘボウの屋台骨を常任指揮者として支えた名指揮者.この録音は4月13日に心臓発作で急逝する直前のライヴ録音である.音楽をあまり揺らさずタメを作らずに,速めのテンポで前へ前へと進んでいく演奏で,ブルックナーらしい重心の低さはあまり感じられないが,同世代のホーレンシュタインやセルのブルックナーにも共通する流麗さを感じさせる.ホーレンシュタインのスケール感やセルのザッハリヒな音楽の代わりに,ヴァン・ベイヌムには質実さがある,と言うところか.

2008/05/12

ブックステフーデ/夕べの音楽

ブックステフーデ/ソナタ集@カプリッチョ・ストラヴァガンテ(ドイツ・ハルモニア・ムンディ:88697 281822/15)

 1992年ごろの録音.
 「北ドイツの巨匠」ディートリヒ・ブックステフーデ(1637-1707)の室内楽作品を集めたアルバム.「ABENDMUSIK」(夕べの音楽)と題されているのは,それがブックステフーデがリューベックで活動していた際に催していた演奏会の名称であり,ブックステフーデは勤務先の聖マリア教会で「ABENDMUSIK」を通じて音楽家としての名声を,リューベックを越えた一帯に広めたとされる.ブックステフーデの名声を伝え聞き,リューベックを訪れてそのオルガン演奏に魅了された音楽家のひとりが,他ならぬヨハン・セバスティアン・バッハであるが,他にも大勢の音楽家がリューベックを訪れている.

 なお,ブックステフーデが晩年に作曲した最後の「ABENDMUSIK」は消失してしまったそうで,残された作品にも「ABENDMUSIK」として演奏された確証のある作品はほとんど無いらしく,この録音は研究に基づき(?)復元された「ABENDMUSIK」であるようだ.音楽はいずれも,リューベック奉職後はほとんど旅行らしい旅行もしなかったという「精神の自由人」ブックステフーデの明るく,実直で幾分茶目っ気のある人柄を偲ばせるに足る佳作ぞろいである.

2008/05/11

J.S.バッハ/音楽の捧げ物

J.S.バッハ/音楽の捧げ物BWV1079@シギスヴァルト・クイケンほか(ドイツ・ハルモニア・ムンディ:88697 281822/4)

 1994年2月22日から25日の録音.例の50枚組の1枚である.
 確かこの作品,楽譜に使用楽器の指定が無いので,いろいろな編曲/解釈が可能.でもって,「6声のリチェルカーレ」をアントン・ヴェーベルンが編曲したものは,近代のオーケストレーション技法史上,不滅の価値を持つものだが,古楽としてはこちらのほうがより妥当な編曲/解釈ということで.

 音楽における「秩序と形式」の近代は,恐らくW.A.モーツァルトとベートーヴェンの線で出発し,ブラームスとマーラーとレーガーを経て,新ヴィーン楽派が極北なんだろうと思う.この「音楽の捧げ物」は極北まで行き着いたモダニズムの揺り戻し(それは「古楽復興」の名の下にモダニズムから出発し,プレ・モダン回帰の衣装をまとったポスト・モダニズムがもたらした成果である)が見事な着地点を見出した,その実践例であろう.

 「秩序と形式」の近代を未消化のまま,「混沌と自由」のポスト・モダニズムへの移行を計るのはプレ・モダンへの退行であり,「先王に法とらず礼義を是とせず」(『荀子』非十二子編)という謗りを免れ得ぬまい.

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