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2008/12/08

ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番

ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18@セルゲイ・ラフマニノフ&レオポルド・ストコフスキー/フィラデルフィア管絃楽団(RCA:BVCC-5115)

 1929年4月10日と13日の録音.
 ピアニスト・ラフマニノフが自らの作品を弾いた録音である.ラフマニノフの音楽は情緒纏綿たる旋律が延々と続くロマンティックなものだが,ここで聴くラフマニノフ自身のピアニズムはそれほどずぶずぶのロマンティシズムに溺れている,という風でもない.むしろ,速めのテンポですっきり仕上げる箇所と,遅めのテンポで余韻を響かせながら弾く箇所と,どちらかと言えば表現主義に近い芸風を聴く.第2楽章など,どうしたらそんなに速く弾けるんだ! という箇所も散見されるくらいで,フィナーレも疾風怒濤のような弾きぶり.この作品から古きよき時代の「グランド・マナー」を引き出しているのは,むしろアルトゥール・ルービンシュタインの残した録音の方だろうと思う.
 テンポが揺れても,ラフマニノフのピアノにピッタリとオケを付けているのは,さすがにストコフスキーである.

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