マーラー/交響曲第2番
マーラー/交響曲第2番ハ短調@ヘルマン・シェルヘン/ヴィーン国立歌劇場管絃楽団(ウェストミンスター:MCD80353)
1958年6月の録音.最初期のステレオ録音である.
ここでシェルヘンは,楽譜の指示にもまして強弱を表情付け際立たせ,テンポを柔軟に(と言うよりは「縦横に」と表現するのが相応しいか)動かし,これが表現主義だ,と言いたげな演奏を展開する.哀しいかなオケが脆弱でシェルヘンの要求に応じきれず,あちこちでアンサンブルが乱れたりミスが聴こえるのはご愛嬌(^^;)である.この録音が行われた時期に,ここまでマーラーを表現し尽くしたことの方を褒め讃えるべきなのかもしれないのだから.
今月は締め切りのある原稿も終わって当blogの「図書館系」強化月間にしようか,と思ったらいきなり気持ちが萎えるようなモノを見てしまったので,どうなるかわかりません(^^;).どこまで他館種勤務者の気持ちを踏みにじったら気が済むのだろう,あの信心深いヒトたちは.
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コメント
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「何の事でしょう?」とメールで質問しようかと
思っていたら、あっさりWeb上で情報を見つけてしまいました。
うーむ、果たして上手く行くものなのでしょうか、
こんな制度設計で。
投稿: 仙人 | 2008/12/02 08:11